試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
ゲームとしてはホームの声援を受けた広島さんのゲームだったと思いますし、前半からボックス内で決定的なところからシュートを打たれたシーンがおそらく15から20本ぐらいあった試合の中で、シーズンを通してこういう試合はもちろん0にできればいいんですけど、劣勢の中で今日はメンタル的に最後まで切れずに1点を取った、追いついたところでいうと非常に勝点1は大きかったと思います。リーグ戦の中で、こういう試合で相手の勝点を奪いながら自分たちで積み上げていくのは、自分たちが今までなかなかできなかった戦い方なので、手放しに喜べませんが、こういう高温多湿の中でファイティングスピリットを持った選手たちは、非常によく頑張ってくれたなと思います。
前半は少しボールを持った際の出口のところの共有がうまくいかなくて、そのまま連続攻撃をくらう場面がありましたが、後半は自分たちが点を取った形のような、相手のダブルボランチの背中で起点を作って、サイドで人数をかけてかなり押し込めた場面もありましたし、もちろん広島さんの交代選手のクオリティや圧力で押し返されるところもありましたけど、最後荒木選手を入れてこられたパワープレーも含めてズルズル下がらないで、最後まで自分たちの形を信念持ってやり続けたことが勝点1に繋がったということで言うと、非常に今日の勝点1は大きいと思います。
次はラファエル出れませんが、清水戦、町田戦とホームが2戦続いて、連戦の中でホームが2試合続くのはスケジュールに改めて感謝しなきゃいけないなと思いますし、ホームゲーム、たくさんのお客さんが来てもらえると思うので、今日の自分たちの勝点1を次に繋げられるようにしっかり準備したいと思います。
(防戦になる展開の中で1失点に抑えた守備陣の評価は)
自分たちが気持ちよく相手コートに入って、気持ちよく動かせれてる時ほどカウンター1発でやられてしまうというのが、このサッカー界ではよくありますけど、ある程度今日は最後のところでクロスのマークとかセカンドボールに行くところでプレッシャーをかけたことで相手のシュートが乱れたような場合もありましたし、それを0-1にされても2点目取られないで1点返して、あわよくばカウンターで最後取れそうな場面もありましたけど、そういう戦い方を精神的に切れないでできることは、5年間やった中での選手の成長だと思います。選手も今勝点1取って、もちろん大きい1だとわかってますけど、満足はしてなかったと思います。相手から学ばなければいけないこともあったと思いますし、その点については非常に僕も考えさせられる、逆にこれから先の試合に生かさなければいけない試合だったなと思います。
(最後まで勝点3を狙って、監督自身も選手もその姿勢を失わなかったことについて)
もちろん勝点3取れるのがベストパターンでしたけども、あの時間帯で追いついたので、最低1を取るっていうことで言うと、最後危ないところでフリーキックを与えてしまったのは少し反省しなければいけないと思いますが、広島さんは完全に勝点3を取りにいく形で来てたので、やはりボールをうまく拾えれば相手コートでカウンターのチャンスがあると思っていました。最後1回、ラファエルがファウルにはなりましたけど、そういう場面を作って2点目を取るのがベストパターンでしたけども、自分たちの中で今日の試合で言うとかなり劣勢であった中でこの勝点1は結果的に言ったら非常に大きかったなと思います。
(前半は相手にセカンドボールを拾われる場面が多かったが)
映像を見て警戒していたし相手のストロングを出させないようにというボールの運びは練習でもやってたんですけど、少しピッチに慣れなかったところと、相手はこのピッチに慣れていて五分五分のボールを味方につけるプレーが多かったので、その辺は慣れるまでに正直少し時間がかかったかなと思います。ただ、真ん中の、最後のマークでは崩れてなかったので、やはりやられたとしても、あれぐらいの集中力を持ち続けると、どこかで流れが来るという典型的な試合だったと思います。スキッベ監督にしてみたら勝点2を落としたという試合だったと思いますけども、我々としては拾ったというよりも、普段やってることがそのまま出て勝点1を獲得した試合になったかなと思います。
(10戦負けなしでサンガのJ1での新記録となったが)
非常に素晴らしい記録を立てられた、今我々のチーム、今日出てない選手も含めて全員本当に監督としてありがたい、誇れる選手たちだと思います。皆さんのシーズン前の予想は間違いなくこういうところに予想されてる人は誰もいなかったと思いますが、それをびっくりさせるというモチベーションより、自分たちはうまくなりたいんだってことをシーズンの初めから最後まで継続していく彼らの姿勢には頭が下がる思いがあります。残り9試合になりましたけど、我々は天皇杯もルヴァンカップも負けているので、広島さんとちょっと立場は違いますけど、一戦必勝のつもりでラストファイナル9試合を戦っていきたいと思います。
(会見の最後に)
最後にすいません。船越監督のU-20日本代表がこの後に招集されて、うちからは平賀とソシエダに行った喜多、広島さんだと中島くんが選ばれて、今日平賀は出てなかったですけど、中島くんのプレーを相手の監督として見ても非常に頼もしいなという印象がありましたし、ぜひ船越監督のU-20日本代表が世界大会でいい結果を残せるように、大空(平賀)も含めて頑張ってもらいたいなってことだけ、最後に一言だけ付け加えておきます。

須貝 英大
(守備の展開が続いたが)
そうですね。ああいう展開になるのは想定内だったので、その中でもしっかり我慢して点は取りたかったですけど、しっかり0に抑えたのは良かったと思うので、それを次に繋げればなとは思います。
(この試合展開で敵地で勝点1を取れたことについて)
これから厳しいゲームも続きますし、もちろん勝つことが1番大事だと思うんですけど、こういったゲームの中でアウェイでしっかり勝点1を取ったところはポジティブに捉えるべきだと思いますし、決してネガティブなものではないと思います。逆にこの引き分けを意味ある引き分けにするには、やっぱり次のゲームとか、この先のあと9試合のゲームをどう戦うかによって、この1が無駄だったのか良かったのかっていうのが決まってくると思います。今日の結果に全員満足してるわけではないですけど、しっかりポジティブに考えて、次またすぐゲームはあるので、しっかりいい準備ができたらなと思います。

ラファエル エリアス
(首位を守る同点ゴールに対する自信の評価は)
本当にまず神様に感謝したいっていうことと、チームメイトの頑張りですね。全ての選手が本当に全てを出し切って、だからこそこの同点ゴールが生まれたと思います。広島さんは非常に素晴らしい選手がたくさんいる、非常に難しい試合になることがわかっていて、そういう中で実際先に点を取られましたし、それまでもなかなか難しい場面であったり、苦しい場面はあったと思いますが、それでも自分たちが最後まで諦めずに自分たちのものを出し切って同点ゴールまで持ってこれた、そして仰ったように首位を守ることになったことは、本当に評価できると思いますし、自分としても非常に嬉しく思います。
(シュートシーンを振り返って)
ボールが入ってくる時点でディフェンダーはしっかり自分の左足を防いでくるだろうなというイメージはできてたんですけど、うまく回転できて相手の股を通して、キーパーの逆の方に行った形になりましたが、非常にうまくいったゴールだったのかなと思っています。
(相手の動きは見えていたのか)
見えてたというよりは、あの瞬間、あの状況になったら、ディフェンダーはどういうことをしてくるだろうとか、ゴールキーパーはどういうポジションを取るだろうってことは、大体イメージとしてはありましたし、ああいうシュートは練習の中でもよく打っていたりするので、そのイメージを持って打てたという感じです。
(得点ランクトップに立ったが)
素直に嬉しいことは嬉しいです。ただ、自分としたらまず1番大事なものはJリーグでのチームとしてのタイトルです。それを目指してるのでのそこへついてくる副産物だと思ってます。もちろん自分はこれからもまずチームが勝つためにやっていきますし、仮に自分がゴールを取れなかっても、チームが勝ってタイトルが取れたら、それの方がよりみんなとしても嬉しいことだと思うので、まずそこに向けてやっていくんですけど、その中で自分の仕事としてゴールが生まれていけばいいなと思ってます。
(ゴールパフォーマンスについて)
あれは自分の娘との約束です。娘たちが非常にこの日本に馴染んで、日本の子供たちとの交流があったり、学校も行ったりして、そういうところでいろんな日本のことを覚えてくるんですけれども、それを自分にも教えてくれて、アンパンマンを教えてもらって、ああいうことをやったらどうだっていうところから、子供からのリクエストというか約束ですね。今度ゴール決めたらやるよって話していて、今日できたって形です。
(勝点1を取れたことについて)
首位を守れたということは非常に大きいと思います。実際我々の方が試合数が少なく、それが全部同数になった時には、我々は勝点を開けれるように、それは次の清水が非常に大事になってくると思いますけど、そこに向けての必要な勝点1だと思います。
(次戦出場停止になるが)
もちろん仲間を信じてますし、そこは明確です。例えば自分のポジションで言えば、長沢選手がいますけれど、彼は素晴らしいキャリア、素晴らしい実力を持ってここまで来てる選手です。また、京都でまだ今回メンバーに入れなかった選手でも、素晴らしい選手がたくさん我々にいますから、そこに十分託して、彼らが清水戦できっちり勝点を取ってくれる、勝利をしてくれることは確信しています。そういう選手たちにここはしっかり託して、自分は次の機会に向けてしっかり準備していきたいと思ってます。