試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
日曜日の夜にたくさん京都からサポーターに来てもらって、自分たちが相手チームの結果に左右されることなく、ここではFC東京さんに1度も勝ててない事実も知ってましたし、今シーズンは3連勝できてないという事実も知ってましたし、そういうのも含めて今日の試合に温度を上げてゲームに臨んで、結果4対0で勝てたことは非常に嬉しく思います。2-0になってから前半少し体重が後ろに行って、相手のセンターバックをフリーにして持ってこられるところは少し課題でした。その中で後半ある程度修正できて、何回かクロスからピンチになりましたけど、真ん中で体を張った守備で太田も含めて0に抑えられたことも次に繋がります。点差ほど大差はなかったと思いますが、このデッドヒートのリーグ戦、最後のラストスパートに、得失点差も含めて非常にいい勝ち方が出てきたなと思います。
日本では自分たちのゴールキックを繋いでチャンスを作るとそのチームに戦術があり、ポジションがあり、偶然性じゃなく必然で繰り返すことがありますけど、僕は相手のゴールキックがチャンスになると思って、それを今までもずっと愚直に繰り返していました。それが今日は直接的にある意味1点、2点に繋がるような試合でしたけど、昨日今日言ったわけじゃなくてずっと言い続けていることです。
この前のプレミアリーグのマンチェスターシティとトッテナムの試合でもそういうゴールが生まれていますし、ああいうことは信じ続けないと全く出てこない。でも、ああいうゴールをゴールの1つではないアクシデントだと問われる時があるのは監督として僕はすごく残念に思っています。
それはサッカーをどっちから始めるかっていう概念によりますけども、その辺りのことは監督としていつも思ってるところなので、このアウェイの地で体現できたのは良かったなと思います。これから夏場だから京都は落ちるぞって言われ続ける中でも、ずっと続けてることで、我々は今日飲水タイムがなくて少し苦しい展開でしたけども、非常にタイトにみんなよく頑張ってくれたと思います。残り我々は11試合ですけども、ACLもルヴァンカップ、天皇杯も残ってないので、一戦必勝で次の岡山に向かいたいと思います。
(前半で3点取り切ったことについて)
普通、確率でいって前半3点取るっていうのはタイトなチーム同士でなかなか生まれないですけども、3点目は少し相手が攻撃にエネルギーを出してきたところで我々がまた相手コートでボールを奪った後の展開だったので、少しリズムが空いて、崩れるところにいいボールを平戸が上げてノリ(鈴木選手)が決めてくれた形でした。
3点目を取るっていうよりも、90分通して自分たちのリズム、自分たちの試合にしていくことが大事なので、それが結果2-0だったとしても、そういうところをベースにしながらチームを作っていくべきだなと思っています。確かに3点目は大きかったですけど、太田が後半ヘディングシュートを弾かなかったら3-1にされて、もしかしたらもうちょっと危ない展開になったかもしれないので、3点目が大きかったとは即座に思うことはないですけども、結果的には良かったと思います。
(リードした展開の中、前線の選手を交代したことについて)
うちの得点の7割は前の3人が取ってますが、交代選手が今日も含めて8点から9点取っている自分たちの総合力があるので、後ろの選手を代えるだけじゃなくて、前の圧力をやっぱり最後のところに備えて、みんながスタート切って、最後交代した選手にバトンを渡すというのは我々の必勝なので、その定義に従ってやりました。
(相手のゴールキックの話があったが、自分たちのゴールキックで意識していることは)
長いボールを蹴るのであれば、それを拾いやすいような状況を作れるようにシミュレーションし、どこに蹴るか準備しとかなければいけないです。逆に動かすのであれば、出口をしっかり共有しないといけない。動かすだけで自陣で何本パスを繋いでも相手が揃っていたらほとんど意味がない。それだったら相手の背後に入れるようなスキームを作った方が僕は1番効率的だと思っています。
そういう意味でサッカーはゴールを奪うスポーツなので、ゴールを奪うための効率を高めるようなやり方でなければならない。それが直接的にも間接的にも繋がってることがいいと思っていますが、そこには痛みもあって、ボールを簡単になくしてしまうとか、相手にボールが行ってしまうことを、我々が怖がってそのことを教えなかったら、いつまでも選手はゴールに向かわないことでいいとなってしまう。それを僕は嫌なので、そこについていろんな話をしながらやっているつもりです。まだまだですけども、1年目よりは確かに少しは良くなったかなと思います。
(今後大混戦のリーグ戦を抜け出すポイントは)
どのチームも1戦1戦勝ち点3を目指す温度をしっかり上げて臨むことだと思います。各チームの残りの対戦相手を見ても、直接対決もあるけども残留に今足がかかったチームとの対戦も残してるチームも多いですが、どこだったら勝ち点3を取れて、どこだったら勝ち点1になるって計算をしたチームが落ちていくと思います。僕たちは毎試合の勝ち点3だけを狙って次に進むだけですし、我々が今置かれてる状況でいいのは、天皇杯とルヴァンカップに負けてしまった中で、もう集中できるのはリーグ戦しかない、この状況をポジティブに考えて活かしたいと思います。

鈴木 義宜
(移籍後、初ゴールを振り返って)
あの瞬間、真ん中がぽっかり空いていたので、そこに自分がいい形で入ったところにいいボールが来たのでゴールを決めることができました。2点取ってから、相手に押し込まれる時間帯が長く、苦しい時間が続いていたので前半のうちに3点目を取れたっていうのはよかったかなと思います。
移籍後初ゴールは嬉しいですけど、もっともっと得点っていう部分で貢献できれば、自ずとチームの勝利は近づくと思うので、もっと取っていきたいなと思います。
(2点リードしてから押し込まれてる時間帯もありました)
僕らの中盤の間にパスを通されたり、センターバックからいいボールが前に配球されていたので、そこのところで少し中途半端な部分はあったと思います。過去、リードしてる中で追いつかれたり、逆転された試合もあったと思うんですけど、リードしてからの戦い方っていうのはこれからも課題というか、そこからどういうサッカーをしていくかっていうのはこれからも大事になってくると思います。そういう意味では今日無失点で抑えられたことは自信にはなりますし、それをもっと強固なものにしていかないといけないなと思います。
(後半からディフェンスに行くところ、行かないところを整理した)
行き方を変えたというか、ちょっと後ろがついていけてない状態でも前線の選手がキーパーまでプレッシャーに行ったりしていたので、後半から無理に追いかけずに、全体でプレッシングにいくことを整理して、その中で4点目が奪えたと思います。

ラファエル エリアス
(3ゴールの活躍でした)
何よりも自分たちが勝ったこと、そしてもう一度首位に戻ることができたことを喜びたいです。勝つための3ゴールだったと思いますが、自分よりチームがまず大切です。
2点はPKでの得点でしたが、自分のスタイルでしっかり相手を見て蹴る、そして相手キーパーのタイミングをずらして蹴ればゴールに入るだろうという感覚があるので、そういう形でゴールを取ることはできました。
(自身2点目は自ら得たPKでした)
そうですね。まさに今週練習してきたことなんですけども、FC東京さんは、ああいうプレッシャー回避を割と近いところでやってくるっていうのは情報として入ってました。少しトラップが大きくなったところをうまく奪えたので、狙い通りでした。
(自身の3点目について)
我々サンガのスタイルが出たかなと思います。FC東京さんがしっかりボールを持つところがあるというのは事前にわかってましたので、そこにしっかりプレスをかけてボールを奪えたところからのゴールでした。