試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
前節から中3日、どのチームも5連戦の最後という試合で、本当に総力戦だったと思います。準備したプランは概ねその通りに流れていったと思います。お互いにチャンスが少ない中でどう点を取るかが勝負の決め手になると思っていたので、いい形で得点はできました。最後まで1点を守り切れれば最高の展開でしたが、1点は事故やアクシデントも含めてしょうがないかなっていう部分で言うと、勝点1を取れたことを前向きに捉えたいと思います。セレッソ大阪戦のような崩れ方はしなかったですし、今まで先発で出ていなかった選手も非常によく頑張ってくれたというところに収穫もありました。ここからアウェイが2試合続きますが、選手も相当疲れていると思うので、休みをしっかり入れリフレッシュしながら準備していきたいと思います。
(3バックで試合を始めた狙いは)
名古屋さんとは対戦がもう1試合あるのでどういう狙いだったかは差し控えますが、名古屋さんを相手にフレッシュさ、戦術の噛み合わせ、使う選手の中で1番の最適解を考えました。相手が予想しない戦術で、我々の良さも出せたと思いますし、相手の良さを消せた部分もあるので、勝てなかったからと言って悪いとこばかりではなかったと思います。
(サンガは後半の得点が多く、名古屋は後半の失点が多いというデータがありましたが)
間違いなく、今日は後半勝負だと思ってました。我々がJ1で1番後半に得点を取ってるチームなので、そこが相手のウィークポイントになるというところで、前半に出たムリロとペドロが悪かったわけではなく、我々としては想定内の流れの中で選手交代をしながら押し込めたと思います。もちろん、前半からリードできれば1番よかったですが、サッカーは監督が考えたことが全部再現できるほど甘くないので、勝点3を取るために1番確率が高い方法を選んだつもりです。
(試合を通してサンガがボールを持つ時間も長かったように見えますが、前後半の違いをどう見られていますか)
前半は慣れないポジションに選手を配置したことで、少し守備重視のようになったところは反省しなければいけないです。後半、選手を変えることでああいう展開になることを予想して前半から戦っているとこもありますし、サンガのディフェンスは蹴るだけではなくて前にボールを持ち出すこともできる選手たちなので、そういうミスマッチも生かしながら相手のカウンターを受けないところに彼らの中で最大値を出せたと思います。
(ピンチも数少ない試合でしたが)
警戒してた裏への抜け出しから失点してしまいましたが、本当にその1本だけだったような試合になりました。そこを守り抜けないところにまだまだ甘いところがあると思いますが、失点をネガティブに捉えず、そこから学びながら次に向かっていくことが大事だと思います。
(ハードな日程をこなして見えた収穫と課題は)
勝ちが先行して非常にいい時期もありましたし、連敗もありました。追いつかれた展開もありますし、逆に逆転した展開もあるなどいろいろなことがありました。世間からは今のサンガが”ミラクルワーカー”のように見えているかもしれませんが、私たちは真剣にそこに向かってやってるので、ピッチで起きたことは全員で共有しながら進んでいきたいと思います。サンガの攻撃的な姿勢、相手のコートから始めるというところにバリエーションも増えた17試合だったと思いますし、逆に課題の部分は自分たちで消化しながら、次に向かっていきたいと思います。

長沢 駿
チームのために戦うところを意識しながら、やっぱりフォワードなのでゴールを狙って入りました。前線での起点とクロスに入っていくところを求められてると思いますし、前の試合と同様にチームのためにプレーしようと思いました。
できた部分とまだまだな部分もあったと思いますし、苦しい時間帯でちゃんとキープしたり相手に繋げることができれば、もう少し後ろも楽にできたと思います。そういうところは個人的にはまだまだ反省点も多いかなと思っています。
(ゴールシーンを振り返って)
最初にボールを僕が受けて、将平(武田選手)に落として、優太(宮本選手)に行ったところで、僕はクロスを狙ってましたけど、優太がシュートを打つモーションに入ったので、ディフレクションやキーパーが弾いた後を狙うように待っていました。いいボールが来て咄嗟に頭を出してうまく合わせられたと思いますし、入ってよかったなと思います。
(ゴール前で意識していることは)
常にゴール前では駆け引きをしてますが、点を取れる時って結構無意識なことが多くて、あの瞬間も無意識の状態で頭を咄嗟に出せたので、やっぱりゴール前は考えるんじゃなくて体に任せた方がいいかなと改めて思いました。
(入った瞬間の気持ちは)
もう嬉しかったですね。このチームに来てなかなか結果を残せず苦しい時間もあった中で、本当にたくさんの支えや、素晴らしいチームメイトだったり、曺さん、コーチングスタッフの方がすごく僕のために色々と動いてくれてたりしたので、その中で結果を残すことができたこと、1つ恩返しできたかなと思います。
(次節に向けて)
ホームで悔しい引き分けだったので、勝つ試合をこれから見せられるように、また練習からしっかりプレーしてゴールを取っていきたいなと思います。

武田 将平
(試合を振り返って)
率直に勝てたなっていうのは1番のところです。
失点をしたところがどうこうとか、細かいことも色々ありますけど、我慢比べみたいな試合の中でああいう展開になって先制できて、先制できたのは試合の流れとしては大きかったと思いますし、そこから先制した後にどうするかが、やっぱりもったいなかったと思います。
相手はカウンターとか、シンプルに大きい展開を狙っている中で、オープンにしたらいけない相手だったと思いますし、そこをより自分たちがボールを持って押し込んだ時に、2点目をとりに行くのはもちろんですけど、どう時間を進めるのか、自分たちが攻撃していれば相手は下がってくると思いますし、そうすればカウンターを受けないとか、全てが繋がってくると思うので、まずは攻撃のところでも見て、やりにいくのはもちろんですけど、もう少し上手く時間稼ぎするわけじゃないですけど、相手を見ながらできたんじゃないかと反省はしています。
1-0の状況でチャンスもありましたし、2点を取りにいくのはもちろんですけど、相手が下がるのであれば、もっとしっかり構築して、自分たちも良い体制を整えてから仕掛けるとか、相手もこっちがボールを持っていれば焦れて無理に取りに来るシチュエーションだったと思いますし、そういうところはもっと共有していかないといけなかったと思います。
(システムを変えて臨んだが、感触はどうだったか)
良かったか悪かったかはわからないですけど、我慢比べというか、そういう試合だったので、そこで変化を付けたりできればよかったと思います。
(今日はどういう役割をもって出場したか)
まずは相手のダブルボランチに対してシステム的に噛み合う形だったので、ダブルボランチに負けないのを前提として、その中で色々相手がどう攻撃してくるか、相手のチャンスの作り方を見て、色々工夫はしましたけど、攻撃のところでもう少し上手くやれたらよかったなと思います。
(競り合いの部分で途中から山岸選手のマークについていたが)
優太(宮本選手)が負けるのと自分が負けるのでは、その後のシチュエーションが全く違うので、後ろに人数もいますし、まずは勝つことですけど、なかなか難しそうだったので、そこは話し合って変えて、間延びしたオープンの展開を、相手の個人技が出るような展開を作りたくなかったので、そこは少し調整しました。
(今日スタメンとして、怪我から復帰してきたことについては)
そんなに苦しいとは思っていないですけど、色んな方に支えていただいて、こうやってまた試合に絡ませてもらっているので、チームのためにやれることをやらないといけないと思いますし、そこができる喜び、ありがたさっていうのは日々感じながらプレーしたいです。