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- 監督コメント
- 選手コメント
トヨタスタジアムという素晴らしい場所で、今上位で Jリーグを引っ張っているグランパスさん相手に、彼らの1番のストロングはロングカウンターというか、早い攻撃っていうのをしっかり分析してやってきましたけど、後半オープンになった後は少し乱された時もありますけど、特に前半・後半20分ぐらいまでは非常に戦術的にも大人になった戦い方ができたと思います。相手の特徴を消すってことが我々の特徴を消すイコールみたいになった試合が多かったんですけど、消しながら自分たちを出していくってことも、今日の試合に関しては非常に洗練された試合になっただけに、勝ち点1っていうのは非常に悔しいです。しかし、アウェイの難しい場所で勝ち点1を取れたっていうのをある意味ポジティブに捉えて、前節の大敗、その前の浦和戦の大敗から、選手自身が本当に1番リカバーするのに苦労した時間だったと思いますけども、今日来れなかった選手も含めて、我々のスタンダードとなるような試合ができたっていうふうに思うので、こういう試合をして勝ち点3を勝ち取る、そういうチームにしていきたいですし、皆チームのスピリッツを守ってよく頑張ってくれたと思います。欲を言えば2点目、3点目を取れるチャンスがあった中で取れなかったってところが今日の勝ち点3を失ってしまいましたけども、それは 一足飛びに今の状況は超えられないんだよってことを教えられた気がするので、決してネガティブに捉えず、やはりできたこと、次に進まなきゃいけないことをちゃんと整理して、明日から向かっていきたいと思います。
(サンガらしさを取り戻したような試合に見えたが)
やはりサンガらしさっていうのは、1人1人が頑張るというか、チームとしてやってきたことの中で、より先手を取って、前にボールを入れて追い越していって、相手コートで奪えていくってことなんで、それが1人でもその温度が下がってしまえば体現できないところで言うと、非常に今の選手たちにとってハードルの高いものを俺が要求しちゃってるとこもあるのかもしれないですけど、必ずや彼らはそれを認識して勝ちに持っていけるっていうのは、僕自身が強く信じてるとこでもありますので、今までサンガらしさがなかったってことは、そういう練習をしっかりしなかったとかではなくて、選手が抱えるプレッシャーだったりとか、ミスに対する恐怖心とか、そういうものは当たり前にこのJ1で感じる中で、今日は本当にこの16試合で選手が感じたことをポジティブに消化して、そのまま出してくれたという風に思ってるので、今日の試合を契機にまた最強というテーマでものを語ると今は笑われるかもしれないですけど、まだまだ試合がある中でそう言ってもらえるように、そう選手が感じられるようにやっていきたいなと思います。
(今日この試合からみえた課題は)
名古屋さんのスリーバックに最後までプレッシャーをかけて、引っかけた後のショートカウンターで後半何度か得点に迫るケースがあった中で決め切れないってところは我々の今の課題です。ただ、あの姿勢自体は全く間違ってると思わないので、今日は名古屋さんのスリーバックが余裕を持って前にフィードする場面はそんなに多くなかったってところで言うと、前と後ろを分断できたとも言えますし、その中で得点を取って勝ち点3を積み重ねれば最高でしたけども、そこのところは 一足飛びにいかないっていう部分であると思うので、方向性はぶらさずやっていきたいなと思います。
(久しぶりに中盤で先発起用した平戸選手に期待した部分は)
非常に彼らしいというか、チームのアクセントになるボールの運び方と、やはり今日は守備面でも非常に足が止まらず、ファイティングスピリットを出してくれたところと、アシストをしたってことで言うと、チームを本当に助けてくれたと思いますし、今までそんなに先発が多くなかった選手がこうやって結果を出してくれるっていうのは、やはり先発で出れなかった選手に対しても希望を与えると思いますし、それこそがサンガだと思いますし、彼だけじゃなくて、今まで出れなかった選手、今出てた選手も純粋に競争して週末の試合に向かっていくってサイクルは、彼らを伸ばすそのものだと思ってます。
(失点シーンを振り返って)
あのシーンについては、ボールホルダーにもしっかりプレスに行って、キーパーのちょっと死角っていうか、ディフェンダーに当たって入ってたんで、もうあそこの部分で何かできることは少ないのかもしれないですけど、正面から行った中でボールの軌道によって当たってしまったっていうことなので、失点自体は責められないと思ってますし、逆にあれをシュートブロックせずにキーパーがキャッチしてたとしても、僕は勇気のあるプレーは失点したプレーだったと思ってるんで、ああいうことがあったからこそ今日1点で収まったとも言えるかもしれないですし、それはゴールキーパーとディフェンダーの関係で、自分たちが準備してきたことを彼らはよくやろうとしてくれたと思います。
平戸 太貴
トヨくん(豊川雄太)は毎回動き出しというか、背後を狙うっていうところに関していつも狙ってくれているので、そこはしっかり見ておこうと思って毎試合臨んでます。それがうまくトヨくんと、スペースを共有できて、難しいボールだったと思うんですけど、うまくミートしてゴールしてくれたなっていうふうに思います。少し高いかなと思いましたけど、狙ったところにうまく出せて、トヨくんが決めてくれたんで、いいゴールだったかなと思います。
(監督からどういうところが1番求められてたか)
まずは戦術、チームのベースというものをしっかり出すというチームの戦い方っていうのを自分が再現するっていうところと、その中で自分の良さだったり、攻撃でああいう得点に繋がるパスだったりシュートだったりっていうところで、チャンスを作るっていうところを期待されたと思います。そういう意味では点を取れましたけど、もっとたくさん2点目、3点目を取らないと、やっぱり勝つことっていうのは難しいと思いますし、 そういうところをもっとこだわってやっていきたいなと思ってます。
(アシストは簡単に見えて結構難しいキックでなかったか)
そうですね、なかなか絶妙な力加減というか、まあでも自分の特徴というか、そこは自分の強みだと思ってるんで、それが出せて、それをまたよく決めてくれたんで良かったなと思います。キーパーが出れない位置と、相手のディフェンダーの背後の絶妙なところを狙いましたけど、それが得点に繋がってよかったです。
(チーム全体として、中途半端に繋ぐというよりは、プレー選択を明確にやってるように見えたが)
チームとしての戦い方というか、曖昧になってる部分、チームとしてどう戦うのかっていうのがうまく意図が合わずにボールを失って失点になったりっていうのもありました。そういう意味では、もう1回原点に立ち返るというか、自分たちがどういうふうにして戦って、どういうふうに勝ってきたのかっていうところ、サンガのベースというか、自分たちのスタイルというものを、もう1回見つめ直して戦ったっていう中で、いい入りといい先制点は取れましたけど、あそこで2点目、3点目を取るっていうところが課題だと思いますし、そこで点が取れなくても、そこでしっかり守りきるっていうところも、自分たちの元々の強みというか、そういうところは出せると思ってるので、勝ちきれなかったことっていうのが非常に悔しいなと思っています。
(良くないときはプレスが単発になっていたが、今日はみんなが繋がって守備をできた時間が多かったと思うが)
悪い時っていうのは自分たちの距離が遠くなって、連動してないふうになってしまうんですけど、今日はより自分たち味方の距離っていうのをしっかり意識しながら、プレス行くときもそうだし、 行けない時に1回セットして、そこからもう1回奪いに行くっていうところの、意識だったり意志っていうのも、チームとして合わせられましたし、それがうまく体現できたかなっていうのは思ってます。
豊川 雄太
チームとして勝ちたかったですけど2点目が取れなかったというところは力不足だと思います。上がっていくだけなのでネガティブなこと言ってもなにも始まんないので1歩前進した、次は勝ち3取りに行くっていう方向にチームとしてまた練習をしっかりやっていきたいなというふうに思います。
(得点シーンを振り返って)
うまくタイキ(平戸太貴)がパスを出してくれたんで、あとはあそこで無意識だったらほぼほぼ入るんで。シュート技術というかテクニックっていうのは自信があるので、うまく無意識になって決めれたなっていうふうに思います。難しかったんですけど、ちょっとキーパー見た時に出てこないっていうのはあったんで、あとは体に任せました。
(自分自身に集中するという話を今週していたが)
そうですね。やっぱりこう怪我してる間に自分と向き合う時間が結構増えてたんで、やっぱりああやって吹っ切れた時は今日みたいなパフォーマンスができるんで、自分と向き合って自分がやれることをやっていきたいなっていうふうに思います。
(次は古巣のセレッソの試合ということになるが)
そうっすね。もう負けれないっすね。でも、なんかわかんないですけど、勝てる気がします。
(広島戦を踏まえてチームとして戦い方を整理して臨めたか)
最後失点してしまいましたけど、ああいう練習をたくさんした。ただ失点してしまったっていうのは、まだまだ自分たちの甘さというか、そこで勝ちを持ってこれないっていうのはチームとしての甘さがあるので、また来週しっかりそういう練習をしながら、自分たちのスタイルを出せる試合に持っていくことは必要かなっていうふうに思います。
(ここ数試合と比べてチャンスを作れたと思うが)
多くはなかったですけど、でもやっぱり自分たちが前から行くことで、相手は嫌がってたと思うし、そこに引っ掛けてチャンスもありましたから、やっぱりそうやって、チャンスがない中でも自分で作っていくっていうのも大事かなっていうふうに思います。
(今日の試合はよりプレスが一定していたのかなと)
みんな前から行けたと思います。チーム全体として、すごくみんな走り切ってますし、よかったなっていうふうに思います。