試合情報

ＪリーグYBCルヴァンカップグループステージ第2節・ＦＣ東京戦、明治安田生命Ｊ１リーグ第6節・ヴィッセル神戸戦で大敗を喫した京都サンガF.C.でしたが、4月5日（水）のルヴァンカップグループステージ第3節・セレッソ大阪戦で4-0の快勝。サンガアカデミーからのトップ昇格1年目の平賀大空のプロ初ゴールや、日本人最年長の守護神としてチームを引っ張る太田岳志の好セーブの数々、数的不利を背負いながらの完封勝利など、サンガの未来を明るく照らしました。この一戦は試合に出た選手だけでなく、トップチームの全選手やサンガでの活躍を目指すアカデミー生にとっても大きな刺激になったはず。その流れをいかに今回の一戦、さらにはこれからの戦いにつなげることができるか。サンガの真価が問われます。

今回の対戦相手はアビスパ福岡。昨シーズンの2回の対戦は、いずれも0-1で敗れていますが、互いに決定的チャンスがあり、どちらに転んでもおかしくない接戦でした。ただ、寄せの速さや球際の強さに定評のある福岡に先制点を許すと、なかなかスコアをひっくり返すのが難しく、今回も先制点が試合展開の大きな鍵を握ることが予想されます。また、昨シーズンの決勝点を挙げた山岸祐也選手は出場試合3連続ゴールを決めており、今回も意欲的に得点を狙ってくるはず。サンガとしては最終ラインだけでなく、前線を含めたチームワークでゴールを守り切りたいところです。また、今シーズンのサンガはシュートシーンが多く、フォワード陣が次々と結果を出しているため、拮抗した試合展開になったとしても焦れずに先制点を狙い続け、試合のペースを握りたいところ。ここ数試合のようにスコアが大きく動く展開になることは予想し難いですが、球際でしぶとく戦い続ける姿や、わずかなチャンスを逃さない“抜け目なさ”など、見応えのある内容となることでしょう。