試合情報

3月12日（日）のＪ１第4節で、京都サンガF.C.はアウェイで湘南ベルマーレと戦いました。互いに球際の強さや豊富な運動量を持つチーム同士の一戦は、序盤から一歩も引かぬ、激しい展開となりました。前半を0-0で折り返したサンガですが、55分に白井康介選手のクロスボールに木下康介選手がピンポイントで合わせて先制に成功。その後もサンガは守勢に入ることなく、74分には山田楓喜選手が技ありのシュートを決めて追加点を挙げます。このゴールはサンガのＪ１アウェイ通算200ゴールとなりました。そして試合はそのまま終了。苦しい時間を耐え、粘り強くチャンスを狙い続けた選手たちの成長を感じさせる試合となりました。

そして今回、前節に引き続きアウェイで相まみえるのは1年でＪ１の舞台に舞い戻った横浜ＦＣ。サンガにとって2019シーズン以来の対戦となります。横浜ＦＣは現在1分3敗で18位と苦しんでいますが、リーグ開幕戦以外のすべての公式戦で得点を挙げており、決して簡単な相手ではありません。特にフォワードの小川航基選手は3得点で得点ランキング首位に立っており、サンガも過去にゴールを決められた経験があるため要警戒。また、今シーズンからハイプレス・ハイラインの攻撃的なサッカーも取り入れており、前節同様の激しい攻防となりそうです。サンガとしては「球際の攻防」と「攻守の素早い切り替え」、「前線からの激しいプレス」で主導権を握りたいところです。前節終了後、曺貴裁監督は「海外の大きな大会では戦術的な進歩や、相手の裏をかくような部分が進んでいますが、やはり足が止まった方が試合に負けます。そういう意味で足を止めずに90分戦い抜いた選手たちを誇りに思います」とコメントしたように、体力的に厳しい後半も足を止めることなく、サンガのスタイルを貫くことこそ勝利の鍵。移動などの疲労があるアウェイ2連戦の2試合目ですが、サンガらしく戦い抜いてほしいものです。その先に、リーグ3連勝が見えてくると信じています。