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Jリーグ規律委員会からの通告について

2023/10/5| クラブ

9月30日開催の2023明治安田生命J1リーグ第29節「サガン鳥栖 vs 京都サンガF.C.」の試合におきまして、京都サンガF.C.のアピアタウィア久選手がファウルを犯した直後、相手ベンチのスタッフとのやりとりの中で、侮辱する態度をとり、主審より退場を命じられました。この事は決して許される行為ではなく、サガン鳥栖の皆様を始め、Jリーグ関係者、あらゆるステークホルダーの皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを改めて心より深くお詫び申し上げます。
同退場に伴う処分につき、10月2日、(公財)日本サッカー協会の競技および競技会における懲罰基準に照らした審議結果が次の通り決定し通告がありましたのでご報告申し上げます。
今回の退場処分に対して、1試合の出場停止。また、同選手はリーグ戦第25節においても、退場を命じられており、今回が2度目の退場となることから、同基準の定めに従い、2試合の出場停止とクラブへの罰金(20万円)が科せられることが決定しました。

今般、アピアタウィア久選手が行った行為に対し、クラブとしては厳重注意と1週間のチーム合同練習への参加を禁止し、改めて同選手が自身の心の内面と向き合うように指導いたしました。同選手は当行為について深く反省しており、自分自身の心のあり方に向き合い、ご迷惑をおかけした皆様に対し、その反省の気持ちを態度と行動で示して行きたいとの強い思いをもっております。
今回の事象および今後についてクラブと本人が話し合いをする中で、自らの心をコントロールするための専門的な特別研修を数カ月かけて受講するとともに、地域貢献活動にも積極的に参加することで応援いただいている皆様への感謝の気持ちを表してまいりたいという意向を持っております。
そして、これらの取り組みを通して、選手本人が、自身の心の内面と向き合い、人として心の成長の大切さに気付いた上で、今後、立派な人間として、また、より優れた選手として成長して行けるように、クラブと致しましても責任を持って指導を続け、選手本人に寄り添って参りたいと考えております。

私たちはJリーグクラブとして、試合や地域活動を通じて社会がより活性化する。また、懸命に戦う選手の姿を見て、子どもたちを始め多くの方々に夢や感動を与えることが大きな使命であると認識していますが、その前提として相手選手、審判、仲間、ファンサポーター、スポンサーを始めとするあらゆるステークホルダーの皆様に対する感謝とリスペクトの精神が何よりも大切であり、こうしたことがクラブの存在意義の根幹であると考えております。
今般の事象は、決して一選手のことと捉えるのではなく、クラブの全選手・全スタッフに課せられた問題として、真摯に受け止め、改めてフェアプレーの重要性やリスペクトの精神を再確認し、今後、全選手、全クラブスタッフが一体となり、襟を正して取り組んで参りたいと考えております。

何卒、京都サンガF.C.に対する引き続きのご理解とご指導、ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

2023年10月5日

京都サンガF.C.