試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
90分通して福岡さんが今まで見せてきたものと大きな違いがあったわけではないですし、我々がいい形で2点取った後に、最後相手がシステムを変えて、なりふり構わず入れられたボールに少し我々のラインが下がってセカンドを拾えなくなった反省はありました。この場所の、このスタジアムの後半の最後の圧力っていうのは監督人生で何回も経験してるので、それも含めて選手はよくやってくれたと思います。もう少し欲を言えば、2-0もしくは2-1になった後にスリーラインをしっかり形成して、前の方にボールを運べて、相手が戻らざるを得ないような、そういう試合展開に持ち込めれば、間違いなく勝ち点3を取れたと思いますけど、やはり選手も勝ちたい気持ちがそういうことの裏返しだったと思います。おそらく今年初めて2点差を追いつかれて、最後アディショナルタイムでもう1点どっちが取るかという感じでしたけど、世界トップレベルでも年間通してこういう試合が0ではないと思うので、ここをマインドセットして、もう1回、しばらく時間は空きますけど、天皇杯、そして次の名古屋さんに向けてチームを進めていきたいです。やはり気持ちが後ろ髪を引かれてラインが下がってしまうと我々の良さが消えることは今日もはっきりわかったので、次に生かしたいと思います。
(1失点した後のラインを上げられなかったシーンを振り返って)
あの展開になって、外からの声で選手が動けれたらサッカーっていうスポーツは成立しないので、ある程度システムの話をしながら、そういうことは練習の中でも折につき話していることですけれど、やはり後ろの選手がパワープレーで上げてきたり相手がリスクを冒してきた時に、次のボールを拾って相手のセンターバックの脇にボールを持っていく作業が1つできなかったなと思っています。
ちょっと古い話になりますけど、日本代表が強くなっていく経過で、ドーハの悲劇とか、あとはオーストラリアに負けた試合とか、強豪チームになるためには今日のようなことを経験して、次に向かっていかなきゃいけないなと思いますし、勝点1の痛み分けになりましたけど、決してネガティブにとらえないようにしたいなと思います。
(失点する前の戦いについて振り返って)
福岡さんはスリーバックの跳ね返す力は非常にJ1の中でも高いので、そこに単純に入れたところでチャンスは全く作れないことはわかっていました。彼らをいかに混乱させるような攻撃をするかというところで言うと、取った2点も含めて非常に狙いが出た得点だったと思います。1つはPKでしたけども、そのあたりは練習でやってきたことを選手がしっかり実践したと思います。それだけに1-0のまま残り5分になった方がとかく集中力が上がるとかあると思うので、やはり2点の差っていうのは非常に難しいなと感じましたし、改めてそんなことではいけないと思いました。
(アピアタウィアが久々のスタメン出場でしたが、彼の起用の意図、試合全体のプランについて)
怪我の状態、コンディションの状態、連戦でもあった中で、アピアは非常に練習からいい状態でいました。いい形でセンターバックを戦術的に変えるのはなかなかないことだと思いますけど、僕の中では決してそれが0じゃなかったです。前半0-0でいって跳ね返した中で、後半相手の足が少し止まった時に、ボールを運べる選手を入れて相手コートでプレーさせようっていうのは、今日の90分通しての狙いですし、その形でうまく点を取れたところまではよかったですが、最後、そこを跳ね返しきれなかった、拾いきれなかったところは反省ですし、そこの状況に対する対応は、もう少しチームとしてやっていかなきゃいけないかなと思います。
ただ、ここリーグ戦、今日まで8試合で1回しか負けてないので、そういう勝点を取り続けられてる選手の姿勢は、日頃から練習にしっかり向き合ってる賜物だと思います。今日も0で帰るわけではないですし、もちろん勝点3を取れば2位に浮上してましたけど、まだまだそれは早いよって言われてるのかなという気もしますので、最後まで上位にくっついていけるように粘り強く戦っていきたいと思います。

福岡 慎平
(終盤のシーンを振り返って)
曺さんとも最後喋ってたんですけど、曺さんとしてはワンラインになってほしくなかったっていうのを言われて、でも選手からするとやっぱりセットプレーでマークをつく中で、失点したシーンもセットプレーからでキーパー使われてどうしてもワンラインにならざるを得なかったというか、自分たちはやっぱりマークにつかなきゃいけなかったし、あそこでマークを捨てて自分たちのポジションに戻るっていうのをあの時間のあの一瞬で判断するのはやっぱりなかなか難しかったです。ああやって僕たちがワンラインをとったんだったら、やっぱり弾かなきゃいけなかったです。映像見ないとちょっとわからないですけど、壁に入らずにハファ(エリアス選手)に2枚見さすとか、振り返ればそういうのもちょっとできたのかなとか色々思います。ただ、あの状況だったらもうがむしゃらに誰かしらがやっぱりボールを弾きに行かなきゃいけないし、体張らなきゃいけなかった、そこで相手に先に触られてしまった、っていうとこですかね。
(クロッサーがフリーだったことについて)
フリーキックの流れの中だったので、自分たちも2人ストーンを置いてる流れで、余りが出ちゃうのは仕方ないんですけど、その時に前線のボールの追い方だったりもうちょっと工夫できたというか、最後の失点シーンも、ハファをキーパーに下げさして頑張って自分たちがラインを上げて、そういった本当に細かいとこですけどちょっとずれが出て失点してしまった。でもこれが最終節とかじゃなくて、この残り13、14試合のところで経験できたのは1つポジティブにもっと捉えていかないといけないのかなと思います。
(相手のパワープレーとかは想定内だったと思うが、修正するには難しいぐらいの圧力だったか)
相手のスタメンを見ても、ベンチに外国人3枚置いてたので、最後はそこでパワープレーをしてくるだろうなと思ってました。そこで本当にシンプルに、最後3枚にしたんだったら、センターバック陣がやっぱり全部勝たなきゃいけないし、中盤もそこでもっと拾わなきゃいけないしっていうのが結果論ですけど、ちょっと映像見て確認していきたいと思います。
(その中でも負けなかったことはポジティブに捉えないといけないか)
そうですね。本当にポジティブな要素で言ったら、あそこでひっくり返されなかったっていうことが1つポジティブですし、自分たちのプラン通りに2点取れたっていうのも1つポジティブです。そこで最後ああいうチームに対してどう跳ね返していくかっていうのは、また1つチームとして上に行くための課題と思います。

原 大智
(試合を振り返って)
結果的に悔しい引き分けになってしまったんですけど、実力というか、1人1人が人のせいにせず、1人1人絶対何かしらの後悔というか、自分たちの今の実力を感じたので、切り替えて能力つけるしかないかなと思います。
(相手のパワープレーのシーンでどう対応すればよかったか)
3点目を取れれば1番大きかったかなと思いますし、1つ1つマイボールをもっと繋げたり、その前のプレーがまだまだ自分たちでボールを持ってないからそういうことが起きてるので、自分はそっちの方が改善点かなと思います。
(そういう意味では、エリアスへの惜しいクロスなどあそこが決まっていればという感じか)
そうですね、そういうシーンだったり、チャンスの前にボールを失ってしまうところもあったので、そこも含めて攻撃の質を上げなければいけないかなと思います。
(PKのシーンでキッカーは決まっていたか)
何人か決まってるので、その中で話して決めた感じです。大事な1点になると思うので、決めれる自信があったので、打たせてもらいました。
(次に向けて)
ほんと切り替えていくしかないと思いますし、天皇杯もタイトル狙えるチャンスなので、アウェイですけど、いい準備したいなと思います。