試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
今日の試合に向けてもう1度自分たちがどういうチームなのかということを選手たちに理解させてこの試合に臨みました。組織を作るときに一定のルールは間違いなく必要なものだと思いますが、そのルールを守ることが目的になって、勝つことが目的にならないっていうチームは本末転倒なので、勝つために何をしなければいけないのかが実行できたのは本当に良かったと思います。怪我や出場停止で選手も揃わない中で、これだけのパフォーマンスを出せる選手たちがいて、お互いのリスペクトやこの試合に勝って皆さんに喜んでもらおうという、プロとして本来持つべき当たり前のことを非常に高いレベルで表現してくれたと思います。シーズンを終えた時に我々は必ず新しい景色、違ったステージに立つということをチーム内で共有してますし、このスタジアムが今まで想像もできなかった感動空間になるように1歩1歩チャレンジャーとして努力するだけです。
(交代選手の起用について)
試合というのは90分通して勝つ必要があるので、スタメンで出場した選手が前半から全力を出してくれたこからこそ、交代カードが効いたと思います。今シーズン、サンガは後半に得点を取れるチームになってきましたが、前半から相手に圧力をかけることによって、後半に相手の足が止まった場面でクオリティのある選手が入ることで得点が奪えていると思います。この展開は効果的な戦略だと思うので、そういうものも含めて、今日の試合はうまくいったと思います。
(今シーズンの成長について)
勝つんだという強い気持ちを持ってピッチに立ってる選手が増えたことは間違いないですし、自分のプレーに対して責任を持つこと、自分の責任の範囲の中では本当全力を尽くすというところは、選手たちは非常に高いレベルだと思います。昨シーズンの苦しい時期を乗り越えたからこそ今があるということで言えば、普段を変えていく努力を選手みんながしてきたというとこだと思います。
(3得点を奪った評価について)
狙いとしていたことがうまくはまったというところはありますが、得点はゴールスコアラーだけではなく他の選手の協力があってこそだと思います。シュートが入らなくて悔しい思いをしたことありますが、やってきたことを否定せずにぶれない軸を持っている人が結果的に成功すると思っているので、そういう意味でも、苦しい時から続けなければいけないことをはっきりさせるっていうのは、監督の大事な役目かなと思ってます。
(怪我から帰ってきた選手について)
麻田選手については、アカデミー出身でサポーターも気にされている選手だと思いますし、彼がピッチに戻ってきたというのはチームとして心強いです。また武田選手のゴールも含めて、怪我で離れていた選手が復帰し活躍する姿を見せてくれることは、今苦しい思いしてる他の選手が顔を上げる材料になると思うので、今後また頑張ってくれると思います。

長沢 駿
(体を張ったプレーで得点の起点になっていたが)
あのタイミングで天馬(松田選手)からボールがまわってきて、自分で無理して前に行くよりかは将平(武田選手)がいたし、ちょっと浮いちゃったんですけど将平はミートとかシュートが上手い選手なので、将平に託した方が決定機を作れるしそのこぼれ球も狙えるなと思いました。咄嗟の判断でしたけど将平が上手く決めてくれたので良かったなと思います。
(福田選手の折り返しからのシュートシーンについて)
シン(福田選手)の球が速かったなっていう印象が僕の中であって、ちょっと焦ってスライディングしちゃったんですけど、あれは別に伸ばさないで止めてシュート打てたなっていう感じはありました。咄嗟の判断だったので、もうちょっと冷静さが僕には必要だったかなと思います。やっぱりあそこまで持ってきてくれる選手はいるし、天馬からの将平のゴールもそうですけど、あそこでゴール前でも繋いでくれる選手はうちにはいるし、あそこでボールを取ってチャンスに繋がるので、常に準備しとかなきゃいけないなと思っています。そういうところがまだまだだなと今日は思いましたし、練習からああいうゴールをきっちり決めるっていうことをできてるからこそ、もっと試合でも決めたいなと思います。
(監督も会見で献身的なプレーについて言及していたが)
僕はチームのために戦ってるだけですし、この間負けてしまってもこういう試合でスタメンで使ってもらえて、曺さんも誰かのつなぎとか代わりで使ってるわけじゃないって言ってくれましたし、自分が試合を決めるつもりでやってこいって言われたので、ゴールは常に狙っていました。やっぱり今日チャンスがある中で決めきれなかったのは僕の課題だと思うので、次に向けていい準備をして備えたいなと思います。

武田 将平
(後半、途中からの出場となったが、どのような指示を受けて入ったか)
守備のところはしっかりプレッシャーに行くところとスペースを埋めること、攻撃はシンプルに背後に、サンガらしいことをしていこうという感じでした。
1-0で勝っている状況だったので、次の1点が大事だなとは思っていましたし、特別なことをするというよりはいつも通りのプレーをしました。
(ゴールシーンを振り返って)
天馬(松田選手)がプレッシャーをかけてくれて、引っかけて、粘って、駿くん(長沢選手)に繋がって、僕のところに繋いでくれてと、サンガらしいゴールだったと思います。
久しぶりのゴールを、そういうゴールで自分が取れてよかったなと思います。
元々、今までそこまで点を取ってきたわけじゃないので、すごい点取りたいなとは思っていなかったですけど、こうやって点を取れてみんなで喜べたことが久しぶりだったので、よかったです。
(長沢選手のパスが少し浮き気味のパスで合わせるのが簡単ではなかったと思うが)
浮いてきちゃったとは思わなくて、逆に浮いてきたからこそ力が抜けて、ゴールに繋がったと思うので、逆によかったかなと思います。
(武田選手含む交代選手がギアを上げたように感じたが)
相手は前に個性ある選手がいて、カウンターは怖いよねっていう中で、そういうのを受けないようにして入りましたけど、僕自身、点を取ったシーン以外はそんなに納得いくプレーはなかったので、反省することの方が多いですし、それも含めてまた次に向かっていければいいなと思っています。
(武田選手が決めたゴールシーン、今日の試合でスタジアムが1番沸いたと思うが)
僕自身、そんなに湧いていたどうかはわからないですけど、みんなに喜んでもらえたのが嬉しかったですし、今日も16,000人の方が来てくれていましたが、J2の無観客から始まって、少しずつお客さんが戻ってきて、声有りの応援が可能になってというところから振り返ると、とてもありがたいことですし、当たり前のことじゃないなって、この過程を見ている身としては感じています。
こうやってたくさんの人が来てくれて応援してくれることに、しっかり結果で答えないといけないなと思いますし、今日勝って喜んで帰ってもらえたのはよかったです。
(昨シーズンは長期離脱もあった中で、こうしてピッチで活躍できたことについて)
怪我を繰り返したりする時間が長くて、なかなかうまくいかないことも多かったですけど、手術したりっていうところで言うと、今日は手術してくれた担当の先生が、ドクターでしたし、先生の前で得点が取れてよかったです。
(現在、2位という状況について)
J2から始まって毎年残留争いをして、なかなか勝てずに苦しい時間は長かったですけど、今こうして結果が出ているのは、今まで過去5年間に戦った選手の成果というか、みんなの想いも乗っていると思いますし、僕自身はそうやって5年間いる身として、今J1でエンブレムをつけて戦う中で、いま戦うことができない選手の分まで頑張らないといけないなと思うので、そういった部分はしっかりピッチで見せられるように、そういうことに恥じないプレーができるように、また毎日頑張りたいなと思います。
(ここから後半戦が始まりますが)
自分たちは相手に合わせて変えたりってチームじゃないと思うので、自分たちがやることを突き詰めること、その幅を広げることもそうですし、よりみんなで一丸となって戦える集団になっていければいいなと思います。