試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
ここ数年、2回戦で上位カテゴリーのクラブが2、3チーム負けているのを含め、今日の試合は間違いなく僅差で競った試合になるなと思ってました。前半から何度か決定的な場面で決めていればもう少し楽になったと思いますが、少し相手のボールの動かしに戸惑ったことありますけども、全体を通して焦れずに事故のような失点をしないように守ったことも含めて、よく我慢した試合だったと思います。今日の試合を自分たちの思い通りのサッカーで勝てたというよりは、苦しい中でも最後に泥臭く1点を入れて次のステージに進めるというのは、チームとしていい勝ち方だったと思います。次は柏さんとのリーグ戦ですが、相手は試合の温度感や強度などをあげた中で臨んでくると思うので、我々はそれを上回るタフさとフレッシュさを持って、敵地に乗り込んでいきたいと思います。
交代で出た選手を含めて、レオ(レオ・ゴメス選手)がサンガでデビューしたり、中野も短い時間ですけど非常にアグレッシブにやってくれたというのは、次に向けてポジティブな材料かなと思ってます。
今年の天皇杯は昨年の成績を上回ろうと選手に話ましたが、1試合1試合を大事に戦い、それと並行してリーグ戦もさらに上位に行けるようになるっていうところで言うと、いい勝ち方だったかなっていう風に思います。
(チャンスが作れている中で得点がなかなか奪えなかった。)
相手キーパーの好守もありましたし、落ち着いてシュートを打てばよかったシーンもあります。ただ、早く得点を取りたいという選手の焦りの中で、決められなかった後のカウンターだったり、相手にPKを与えたりして、不用意な失点をしてしまうというのが番狂わせを起こしていると思うので、そこを我慢して乗り切ってくれたというのは1つの成長だと思います。
前半は後ろから長いボールで相手の背後を狙おうとしすぎたところがありましたが、中盤を経由しながら相手の目先をずらして相手の背後にボールを送ることで、後半は何回かいい形で突破できました。ハーフタイムに指示したことを選手がしっかり修正してくれたと思います。
(今日のメンバー構成の狙いは。)
次の柏戦に向けて、怪我のリスクがある選手は今日の試合でできるだけ使わないっていうところで言うと、いいシミュレーションになったと思います。明日からのコンディショニング調整を含めた準備が柏戦に繋がっていくと思いますし、そこは個別のアプローチも含めてやっていきたいと思います。
(無失点に抑えたディフェンスの評価は。)
奈良さんのバックラインも非常に高いラインなので、お互いにその背後は狙いどころだと思いますが、サンガはそこを取られることはほとんどなかったと思います。前の選手が得点を決められずに後ろの選手のリスク管理が疎かになったり、退場者が出るというのはよくあるパターンなので、そこは冷静にセンターバックの2人と岳志(太田岳志選手)を中心に対処したと思います。今日の試合はリーグ戦では味わえないような展開になりましたので、そういう試合を一つ乗り越えたというのは大きいかなと思います。

レオ ゴメス
(サンガでのデビュー戦を振り返って)
まずはどうあれ自分というよりもチームが上に進出したこと、それが1番良かったと思いますし、それに貢献できたことに対してはすごく良かったと思っています。
(起点になるパスも見られたが)
自分の特長ではあると思います。ボールをどんどん出して起点になっていければと思っていますので、これからもあのようなシーンを作っていきたいと思います。
(短時間の中で自分の持ち味を見せていたと思うが)
そうですね。いろんなプレーを今日は見せられたと思います。いつも自分の中で思っていることですが、出場時間が1分であろうが10分であろうが60分であろうが、100パーセントのプレーを見せることが自分のやり方なので、これからもそういうところで貢献していきたいと思っています。
(リーグ後半戦に向けて)
とにかくチームに貢献することが大事だと思っています。その一番の貢献度でいうと、やはりマーキングなどの守備面であると思います。そこのところをさらに強化していく、京都のやり方にしっかり馴染んでいくことをこれからもしていきたいと思います。そうすれば、これから後半戦にかけてチームにいい貢献ができるかなと思っています。

福田 心之助
(得点シーンを振り返って)
ゴールの前から、左サイドからの攻撃が何度かあったので、チャンスがあれば行こうと思っていて、こぼれてきてタイミング的には自分の方が分は悪かったので行くか迷いましたが、行かないより行けば何か起こると思って、先に触ろうという想いで行きました。
正直、ゴールが決まった嬉しさより少し痛さの方が勝っていたんですが、引いてきた時にサポーターの皆さんが僕の名前を呼んでくれていたので、心の余裕が出て応えることができました。
(0-0で進んだ試合は不意の失点なども起こりがちだが、そこで1-0で勝ち切ったことについて)
岳志さん(太田選手)を中心に守る中で、相手もボール保持出来るチームで、結構難しく展開される試合になったと思いますが、宮本選手と鈴木選手を中心に声を掛け合って常に見ていましたし、ああいう難しい戦いの中で、0に抑えられたことは素晴らしいですし、2人にしかできないことだと思います。
(試合後、サポーターの方々にタイトル宣言をしていたが)
昨年、セミファイナルまで行って悔しい想いをして、僕もピッチに立っていて悔しかったですし、特に狙えるチームになってきたのもそうですし、タイトルを獲れるチームになって、京都という地がもっとサッカーで盛り上がってくるようにすることが、僕たちの目指しているところでもあるので、自分へのプレッシャーというか、チームへのプレッシャーも兼ねて言いました。