【活動報告】2025 京都サンガF.C. 八丁浜ビーチクリーン
2025/7/1| 取組事例 スポンサー
このたび、京都サンガF.C.では、京丹後市網野町にある八丁浜において、SDGs14「海の豊かさを守ろう」に関する活動として、ビーチクリーンを実施いたしましたのでレポートさせていただきます。
この活動は2022年に始まり今回で4回目の実施でとなりました。皆さまと一緒にビーチクリーンを行うことで、集めたゴミの中に私たちが日常使用しているプラスチック製品が多く含まれていることを実感し、海洋プラスチック問題への関心を持つきっかけづくりをしています。
京都サンガF.C.のSDGs活動にご賛同いただいた株式会社京都銀行様、株式会社西村製作所様、ジーク株式会社様のご協賛のもとで実施し、各社の皆さまにもご参加いただきました。京都サンガF.C.ではこれからも、ご協賛各社の皆さまと共に、地域社会の課題解決につながる取り組みを続けて参ります。
開催概要
開催日 | 6月15日(日) |
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場 所 | 京都府京丹後市網野町 八丁浜 |
協 力 | 京丹後市サッカー協会、NPO法人網野スポーツクラブ |
スペシャルトークゲスト
株式会社あしあと 代表取締役 八隅 孝治さん 元消防士。2019年、京都市から京丹後市へ移住。海が身近な存在になったことで「海ゴミ」問題の深刻さに気づく。以来、ビーチクリーン活動や、オランダ発のプラスチックアップサイクルプロジェクト「Precious Plastic」に取り組むほか、学校や企業への環境教育・研修も行う。2024年には活動の持続と拡大を目指し、「株式会社あしあと」を設立。ビーチクリーンが職業になる社会の実現、ゴミの資源化、そして豊かな自然を次世代につなぐための持続可能な地域づくりを、事業として実践している。 |
活動内容
今年の八丁浜ビーチクリーンは前日からの雨がやみ曇り空ではありましたが、京都サンガF.C.スクール生と地元サッカークラブの子どもたち約60名に加え、同日開催の「JFA 第20回全日本ビーチサッカー大会 京都府大会」に出場チームの皆さん、各クラブの指導者、保護者の皆さまにもご参加いただき総勢100名を超える大変多くの方々にご協力をいただき実施させていただきました。実施の前にはスペシャルトークゲストの八隅さんからビーチクリーンについての説明を受けてから、ひとりずつバケツやごみ袋、火ばさみもってスタートしました。
八丁浜には京丹後市サッカー協会の皆さまが事前に整備したフットサルコートが設置されており綺麗ですが、砂浜をよく見てみると流木など自然界のもや、漁に使う道具、発泡スチロール、プラスチック片など人工物も多く、皆さんの手で約10分程度拾い集めていきました。
ひとり一人が拾ったゴミを一か所にまとめてみると大変多くのゴミが集まり、八隅さんはそのゴミを見て「これを一人で集めようと思ったら大変な時間が必要だけど、これだけの大人数だと短時間で集められる。」と日頃から海ゴミ問題に向き合っている方の言葉がとても印象的でした。
再び集合して八隅さんから海ゴミやプラスチックの問題についてのお話をしていただきました。京丹後市の海岸線は夏の海水浴シーズンには様々な方々のビーチクリーンのお陰で大変綺麗なビーチとなりますが、冬の天候が不安定で風と波が強い日が数日続いたときには浜が一面ゴミで埋め尽くされることもあるそうで実際の写真を見せてくれました。
その多くのゴミがどこからやってくるのか?このままだとこの綺麗な浜辺はどうなるのか?と問いかけ、海の豊かさを守るために私たちには何ができるのかをお話いただきました。
日頃からできることとして頭文字に「R」のリサイクルやリユースなどはよく知られており、子どもたちからも声が上がっていましたが、八隅さんはとても大切なこととしてリスペクトという言葉の意味を伝えてくれました。リスペクトには「尊敬する」、「敬う」だけではなく、「大切にする」という意味があり、自分が手にするまでの関わった方々の思いを考えれば、大切に使いたい気持ちが大きくなり「もの」を大切に使うことでゴミが減るというシンブルなことを、子どもたちにも分かりやすい言葉で教えていただきました。
ビーチクリーンで小さなゴミまで拾い集め大変綺麗になった砂浜で、ご協賛いただいた各社の皆さまにもビーチサッカーを楽しんでいただきました。スペシャルトークゲストの八隅さんからは「はだしで遊べるくらいビーチがキレイであることの大切さを、改めて実感しました」とコメントもいただきました。
ご協賛各社の皆さま、運営ご協力をいただきました皆さま、そしてご参加いただいた皆さま、このたびの八丁浜ビーチクリーンにご協力をいただき、誠にありがとうございました。引き続き京都サンガF.C.は、SDGsへの取組みを推進して参ります。