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曺 貴裁 監督

今日の天皇杯はウイークデーのナイトゲームになりました。久しぶりにこのスタジアムに来させていただきましたが、一体感を感じることができるスタジアムだと改めて思いました。サッカー的には、いい形で先制点を取ることができたのですが、その後は栃木さんのファイティングスピリットに押されるような形で失点をし、非常に苦しい試合になりました。先日のリーグ戦では先制点を取られてそのまま守り切られたという展開で負けましたが、今日の試合の方がおそらくアタッキングサードに良い形で入る数は少なかったかもしれません。しかし選手たちが我慢して勝点3をもぎ取った部分を見れば、サンガの新しい勝ち方ができたと感じています。非常にタフな試合になりましたが、見ている人たちにとっては面白いと感じてもらえる、スリリングな90分だったと思います。


今日はウイークデーにも関わらず、たくさんの方が京都から応援に来てくださり、また、関東のサンガファン・サポーターの方々もたくさん来て下さっていたと思います。我々はアドベンチャー精神をもって残りのリーグ戦と天皇杯を一戦一勝の思いで立ち向かうしかないと思っていますので、今日の勝利を自信につなげて次に進んでいきたいと思います。


●追いつかれてから苦しめられましたが、どこに要因があると考えていますか?


戦術的に我々と相手の立ち位置を考えると、セカンドボールが相手に渡って横にずらされると5対4をつくられていました。そこは修正して後半に入りましたが、それ以前に自分たちがボールを前進するのをロングボールだけに頼るのではなく、自分たちでボールを運びながら相手陣内に入り、奪われてもすぐに回収すれば、こちらが押し込む展開になったと思います。その様な経験やゲーム観がまだ足りないと思いました。この点に関して、公式戦をあまり経験していない選手が多かったということは何の言い訳にもなりません。今日のような展開になると、どんな大会、どんな試合でも苦しくなるのはわかっていました。ハーフタイムに選手たちが「今日は良くないな」という顔で帰ってきたのですが、私の中では今日の展開は驚きではなかったです。ただ、試合は90分あるので、こういう展開になっても、粘り強くやるべきところは粘り強くやって点を取っていくという勝ち方をできなければなりません。今日は自分たちが気持ち良くボールを回すことだけがサッカーではなく、相手にボールを持たれた時にどれだけ粘り強くやれるかに挑戦する試合になったと思います。


●後半、3バックに変更した意図を教えてください。


そのまま4-3-3でやっていきたかったのですが、1-1になってから選手がどうしても1点を取りに行きたいという展開になり、相手のシャドウの攻め残りにカウンター攻撃を受けてしまっている感じがあったので、そこはマッチアップさせることによってマークをハッキリさせ、そこから選手たちが落ち着いて前を狙うことができるようになればと考えていました。欲を言えばボランチと3バックがもう少し相手のフロントラインに入っていって攻撃に厚みを持たせられれば良いと思いましたが、最後の最後でシンペイ(福岡慎平選手)が勇気あるドリブルを仕掛けてくれ、うまくカカ(イスマイラ選手)が飛び込んでくれました。


●苦しみながらも勝てたことをどのように評価していますか?


悪いところを探せば出てはくるのですが、総合的に勝てたことによって自分たちが前向きになれる材料が多かったと思います。まだまだどの試合でも足りないところはあるのですが、今の段階では、それを2つ3つ取り上げて選手たちに話そうとは考えていません。

福岡 慎平
10 MF
福岡 慎平

今日は栃木さんが本当にいいサッカーをしてきましたので、自分たちが満足できるような試合内容ではなかったのですが、チームとして90分で勝ち切れたというのは非常に大きいと感じています。前半、自分たちが先制してから相手にロングボールを蹴られ、それを拾われてリズムがなかなか掴めませんでした。逆にこちらは、後ろの選手はロングボールを蹴ってきますが、前の選手はつないでほしいと思っていて、チーム全体の意図が合っていませんでした。後半、そのあたりは修正して臨んだのですが、相手に押し込まれる時間が長く、自分たちもいい距離感でボールをつなげられなかったので、そこは今後、本当に修正して行かなければならないと感じました。ただ、最後はセットプレーの流れから、決勝点を取ることができて良かったと思います。(決勝点のアシストについて)あそこのスペースが空いているのがわかっていたので、誰かが飛び込んでくれると思ってボールを入れたらカカ(イスマイラ選手)がいて、うまく決めてくれました。今日は試合前から苦しい展開になると予想していましたが、追いつかれてもそれ以上の失点を許さず、マイケル(マイケル・ウッド選手)含めて後ろの選手が集中してよくやってくれたと思います。サンガにとって11年ぶりのベスト8進出ということで、またひとつサンガの歴史を刻むことができたと思うので、天皇杯はここからさらにひとつずつ勝ち進んで行きたいと思っています。

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イスマイラ
99 FW
イスマイラ

監督からは真ん中にポジションを取り、点を取るようにいわれていました。そして、自分は点を取るストライカーなので、それを遂行するためにピッチに入りました。(今シーズン初ゴールが貴重な決勝ゴールになったことについて)これからもっと点を取っていきたいのですが、まずは今季の公式戦初ゴールを決められたことを嬉しく思います。チームとしてはなんとしても勝たなければならない試合でしたし、自分としてももうひとつ先のステージに進みたいと思っていたので、それを自分のゴールで実現することができて良かったです。また、自分ひとりのゴールではなく、チームメイトの支えがあって生まれたゴールだと思っていますので、まずはチームメイトに感謝したいです。また、点を取るのが自分の仕事なので、ゴールを決めた瞬間は特に安堵したり、舞い上がって喜ぶわけでもなく、自分がやるべきことを遂行できたと冷静に受け止めていました。これからもリーグ戦、天皇杯でゴールを取るという自分の責務を果たしていきたいと思います。そして、サンガのファン・サポーターの皆さん、いつも応援していただいて、アリガトウゴザイマス!

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