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2016.05.02
試合情報

明治安田J2第11節vs清水プレビュー

9日間で3試合を戦うゴールデンウィークの連戦。その初戦となったC大阪との京阪ダービーは前半8分にコーナーキックからアンドレイが右足で豪快に蹴りこんで先制すると、後半開始直後の48分にも本多勇喜がヘッドで決めて試合を優位に進める。58分にはPKを与えてしまうが、菅野孝憲が見事に防いでピンチを乗り切った。J2屈指のタレントを揃える相手を無失点で抑えた快心の勝利に、2アシストで勝利に貢献した堀米勇輝は「全員が連動して距離感よく組織的に守れたら、個の能力が高いチームとも戦える」と手応えを口にしている。

今節、ホームで迎え撃つ相手は、1年でのJ1復帰を狙う清水だ。現在J2得点ランキングトップの8得点を記録している大前元紀や、北朝鮮代表としてワールドカップを経験しているチョン・テセというJ1クラスの2トップは強烈。怪我人が多いDFラインを支える菅沼駿哉は「自由にさせると決定力がある」と警戒するが、同時に「これまでは勝った試合でも形を出せなかったが、C大阪戦では自分たちの形で攻撃や守備を行うことができた。京都の良さを出していきたい」とも語っている。前節は高い位置からプレッシャーをかけて、周りの選手もそれに連動してボールを奪いにいく守備、そこから反撃に転じる攻撃が機能した。今節は中三日という試合間隔の短さに加えて、開幕からフルタイム出場が続いていた佐藤健太郎を警告累積による出場停止で欠くという不安材料はあるが、チームとして助け合うことで乗り切りたい。攻守両面での貢献が光る山瀬功治は「周りの状況や人の位置に気を使ってポジションを取ること。どこでボールを奪うのかを、みんなで共有していきたい」と守備の意思統一の重要性を説いている。

見所の一つに挙げられるのがサイドの攻防だ。清水は両サイドからのクロスが攻撃パターンの一つとして確立されている。右サイドの突破力に優れた村田和哉とのマッチアップが予想される本多勇喜は「1対1で負けないこと、後手をとられないようにしたい」と話す。また、左サイドには昨年まで京都に所属していた福村貴幸がいる。石櫃洋介は「福ちゃんはパスを出して攻撃を組み立てられるサイドバック。(守備でプレッシャーに)いくときはしっかりいく」と意気込みを語っている。

そうしたピッチ上での戦いを後押しするサポーターに向けて、C大阪戦を終えた選手から改めて感謝の声がいくつも聞こえてきた。試合前の選手入場時、ゴール裏へ目を向けた菅野孝憲は拍手で感謝を伝えているが、そのアクションも「自然と出たもの」(菅野)だったという。そうしたサポートに報いるような戦いを披露できるかどうか。「ホームで強い京都を見せたい」(エスクデロ)という思いは誰もが強く抱いている。第6節・山形戦以来、1ヶ月ぶりとなるホームでの勝利を目指して、チームの士気は高い。

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