【明治安田J2第35節vs.群馬プレビュー】相性のいい会場で6試合ぶりの白星を!
8月から無敗と負の流れを断ち切ったサンガだが、過密日程の3連戦ラストマッチとなった前節・讃岐戦はドロー(1-1)に終わり、5試合連続引き分けと大きな波にはまだ乗れていない。今は勝ち切れないもどかしさと戦っているが、ここで気持ちを切らすわけにはいかない。
今節戦う群馬は勝点3差で上にいるチーム。ここで勝てばステップアップのための足がかりにできる。指揮官も「ここまで引き分けが続くとメンタル的にも落ちてしまうが、次の群馬戦の重要性は選手たちもしっかりと理解している。勝ち切ることだけを考えて試合に臨みたい」とこの一戦へ力を込める。
現在の群馬はここ5試合で2分3敗と結果が出ずに苦しんでいる。5試合のなかには大宮戦、磐田戦、東京V戦と上位陣との戦いが含まれており、巡り合わせが悪かった部分はあるが、J2ワースト3位の総得点数29と決定力不足が不振につながっているのも確かだ。
ただ、火力不足のチームにあっても江坂任は危険な存在だ。大卒1年目ながらエースとして君臨し、チーム総得点の約3分の1に当たる10ゴールを決めている。俊足で技術も高い江坂が前線にいることで群馬の攻撃は成り立っていると言っても過言ではない。
有田光希が「群馬はカウンターに特徴があって、前線には決定力とスピードのある選手がいる。まずはチームとしてそこを抑えないといけない」と強く警戒すれば、下畠翔吾も「ビデオで見てもスピードがあって素晴らしい選手。仕事をさせないようにしたい」と注意するように、彼に時間とスペースを与えたら痛い目に遭いかねない。サンガ守備陣には徹底したリスクマネジメントが求められるだろう。
もっとも、自分たちがゴールを決めないことには6試合ぶりの白星は手にできない。ここ5試合、2点以上取れていない攻撃陣の奮起が求められる。「最近、得点も取れていないので、早い時間帯に得点を奪うという強い意識を持って試合に入りたい」と有田も気合い十分だ。
そのなかで故障で戦列を離れていた山瀬功治が戻ってきたのは朗報だ。指揮官も「決定機におけるクオリティは高いし、チームとしてやろうとしていることをしっかりと体現してくれる」と期待を寄せる。個の力で違いを生み出せる背番号14に期待したい。
サンガは正田醤油スタジアム群馬で3連勝中と相性はいい。ここでブレイクスルーを果たし、連勝街道に乗っていきたい。
2015明治安田生命J2リーグ第35節 |
日時 |
10月4日(日) 15:00キックオフ | |
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対戦 | ザスパクサツ群馬 vs. 京都サンガF.C. |
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会場 | 「正田醤油スタジアム群馬」 【アクセス】 ![]() |


