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2014.08.08
試合情報

【J2第26節vs.札幌プレビュー】見えてきた進化の兆し。結果も残し、一つひとつ上に駆け上がっていく!

昇格レースが激化する終盤戦のために、今は着実に階段を登っていく時期だ。サンガは現在勝点35で7位につけているが、プレーオフ圏内の6位千葉とはわずか勝点3差。体力的に厳しい夏場でもきっちりと勝点を稼ぎ、一つひとつ順位を上げていきたい。

このところ2試合勝利に恵まれていないサンガだが、悲観する必要はまったくない。特に前節は昇格を争う水戸ホーリーホックと引き分けに終わったが、ほとんどの時間帯で優位に試合を進められていた。先制してから追加点を奪えなかったのは課題に挙げられるものの、内容的には相手を凌駕していた。

川勝良一監督が新たにチームに植え付けようとしている、サイドを大きく使う攻撃や積極的に前を目指すダイナミックな仕掛けもできるようになってきている。これまで培ってきたパスワークの技術も生かしながら、よりゴールに向かっていく迫力も出せるようになってきている。試合後には指揮官も「停滞する時間は少なかったと思います。ボールをよく回して、前に前にという意識もありました」と手応えを口にした。2つの長所の融合は確実に進んでいる。

ポジション争いが激しくなったことで、チームに活気も出てきている。これまで出場機会に乏しかった選手たちがチャンスとばかりに練習からアピール。川勝監督も「今週は練習試合から若い選手たちがアピールし、新しい選手にもチャンスをあげたいという気持ちにさせてくれている」と新戦力の発掘にも前向きだ。

ヴィッセル神戸から期限付き移籍で加入した田中英雄の存在もチームにいい刺激を与えている。移籍直後の水戸戦でいきなりスタメンに抜擢されたが、落ち着いたプレーと声出しでベテランらしい貫禄を漂わせ、早くもチームに順応。本人も「一人ひとりの(プレーの)癖はだんだん分かってきました。その点では前節(水戸戦)よりもやれるんじゃないかと思います」と自信を見せる。

一方、コンサドーレ札幌は11位と順位こそ中位に位置するが、サンガとは勝点わずか1差。今年も激戦必至の昇格争いのなかで虎視眈々と上位を窺っており、ライバルチームの一つであるサンガをホームで踏み台にしようと意気込んでいるはずだ。

若手を積極的に使うというチーム方針の下、ユース出身の若武者も数多く陣容に顔を並べているが、中堅やベテランもしっかりと組み込まれていてバランスのいいメンバー編成になっている。

そのなかで特に警戒すべきは、やはり小野伸二になるだろう。若いチームながらもしっかりとボールをつなごうとする札幌にあって、パスの名手であり、突出した経験値も備える天才司令塔の存在は大きい。34歳になった現在でも、かつて「ベルベットパス」と形容された繊細なキックは健在。戦局の見極めも的確であり、チームに勢いをもたらすことも、落ち着かせることもできる。川勝監督も小野の存在が札幌に与える影響は小さくないと見ている。

「(札幌は)チームとしての方向性にもばらつきを感じないし、小野選手が加入して周りの選手たちもいい刺激を受けている」

アウェイでの一戦になるとはいえ、昇格を争うライバルになる札幌には負けられない。リーグ中盤戦を迎えるなかで、ますますJ1を目指す競争は激しくなる。ここから逆襲をかけるためにも、まずはリーグ通算対戦成績14勝5分4敗と圧倒的に相性のいい札幌を蹴散らしてみせる。

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2014Jリーグディビジョン2第26節
■日時:2014年8月10日(日)14:00キックオフ
■対戦:コンサドーレ札幌 vs. 京都サンガF.C.
■会場:札幌ドーム
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前節水戸戦でサンガデビューを果たした田中。ドウグラスとともにチーム内に“新しい風”を吹かせている。
地元・北海道での試合となる山瀬。プロキャリアをスタートさせた地で健在ぶりを見せつける!
「とてもお世話になった思い入れのあるチーム」と語る古巣相手に今季17得点目が期待される大黒。

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