【J2第25節vs.水戸プレビュー】真夏の西京極。水戸への借りを返し、浮上する。
暑さがピークとなる8月に突入した。前回のホーム戦で川勝サンガがリーグ初勝利を収め、守備、そして攻撃の形も見え始めた。しかし、前節は東京Vに0-1で敗れ、連勝とはいかなかった。勝点は34のまま、順位は9位となった。昇格プレーオフ圏内の6位とは勝点3差。8月の戦いで上位戦線へと浮上したい。
中3日で試合を迎える過密スケジュール。京都独特の厳しい暑さが続いた今週、川勝監督は「連戦ではガッツが必要。それは見ている人に伝わるし、自分を動かすエネルギーになる。水戸戦ではそれが出せる人を選ぶ。どの試合もまず戦う試合を見せないといけない」と選手たちに戦う熱さを注入した。さらに、昇格に向け、ドウグラスに続き、今週も新たなメンバーの加入を発表。J1神戸から期限付き移籍でMF田中英雄を獲得した。田中は「中盤からもゴールをとっていきたい」と意気込んでいる。
今節対戦する水戸は、柱谷哲二監督の下、勝点31で13位。後半戦に入り、1勝1分1敗。前節長崎戦は大幅にメンバーを入れ換えて挑みペースを握るものの、ゴールを割れずスコアレスドロー。今節はゴールへの高い意識を見せてくるだろう。
アウェイでの前回対戦(5/18)は1-5の大敗を喫した。サンガは前回の借りをなんとしても返したいところ。立て直しに力を注ぐ川勝監督は「ゲームでは常にゴール前で工夫やアイデアを出すこと。最後のところで勝負へのこだわりが強いかどうかにかかっている」と話し、勝利へと導く。
先週の西京極、合流したばかりのドウグラスがサンガデビューした。1点ビハインドを背負って交代起用されると、鮮やかなゴールでチームの逆転勝利に貢献。ドウグラスは「自分たちが主導権を握ってサッカーをすれば相手のブロックを崩せる。日々フィットしている感触はあるし、きっちりチームに貢献したい」と新たなチームメイトとのコンビネーションに手応えを得ている。チームの勝利を何よりも優先するドウグラスは、ゴールだけではなく状況に合ったチームプレーにも期待できる。
夏本番となる8月で上位戦線へと盛り返すため、今節のホーム戦は落とせない。
強い責任をもってゴールへ向かい、真夏の西京極で勝利をつかみ取る!
****************************************************************************2014Jリーグディビジョン2第25節
■日時:2014年8月3日(日)19:00キックオフ
■対戦:京都サンガF.C.vs 水戸ホーリーホック
■会場:西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
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