試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
シーズン最後の試合で勝てたというはもちろん素晴らしかったですが、何より今日の試合は内容が良かったと思います。ヴィッセル神戸という素晴らしいチームに対して向かっていく気持ち、相手コートで自分たちが爆発的なプレーをするってことで言うと、おおむねラインの高さやファーストディフェンダーは最後までよくやってくれたと思いますし、今日のそのパフォーマンスを引き出したのは、間違いなく最終戦で史上最高順位を掴むというサポーターの願いだったと思います。
スタジアムと選手が一体となった素晴らしい試合で終われて、監督として非常にありがたい、そういう瞬間に出会えたと思ってます。これからオフの期間に入り、各チームいろいろなことが起こると思いますが、ここで1年間やってきた軌跡というのは間違いなく事実ですし、それを選手とスタッフで一緒に作り上げてきた、そういう空間に自分が携われたということは、非常に幸せなことだと思っています。
来年の特別シーズンとその後の新シーズンと新な時代が始まりますが、まずはしっかり休んで、オフ明けには全員がエネルギーを持った顔で会って、また切磋琢磨しながら伸びていくチームにしたいと思います。来年は1番上の順位、優勝ができるように、自分たちの目標を高いところに持ってやっていきたいと思います。今日の試合は、私の中では非常に手応えのある素晴らしい試合だったと思います。
(優勝の可能性がなくなった後のモチベーションの維持が難しかったのではないか)
ピッチの中で落ち込んだりするのではないかとも思いましたが、選手はしっかり切り替えて、ピッチの中の温度を下げなかったです。そういう練習ができたので最後に勝ってシーズンを終わりたいと思っていましたので、それが実現できたのは選手の頑張りだと思います。優勝の可能性がなくなってから1ヶ月ぐらいの期間ですけども、下を向かずにサンガタウン城陽での競争に真摯に向き合ってくれた選手たちの気持ちが乗り移った、そういう試合ができたと思います。
(今シーズンを終えて見えた景色は)
たくさんのお客さんが試合後のセレモニーのためにスタジアムに残ってくれましたが、結果がもし優勝だったらこのスタジアムが紫1色で歓喜の輪ができるんだなっていうのを想像していましたし、僕たちとその歓喜の景色を彼らも見たいんだってことも確信しました。3位という景色は僕たちにとっては新しかったですが、監督としてやれる全ての力を注いで、優勝という瞬間に出会いたいと強く思いましたし、クラブ含めてみんなで協力してやっていきたいです。
(来シーズンに向けて)
今はっきり言えるのは、来シーズンも3位を目指すのは堕落と一緒なので、自分たちのサッカー、それから戦術のブラッシュアップも含めて、いろいろな意味で僕自身もアップデートして、チームに落とし込んでいかなくてはいけないですし、変えてはいけないところは変えずに進む先に勝利があると思います。来シーズンのスタートはもう始まってると思いますし、セレモニーが終わって気持ちも切り替わっているので、3位という結果に驕らずやっていきたいと思います。
(コーチングスタッフの存在も大きかった)
本当に、優秀なだけではなく気持ちのあるスタッフばかりで、何かあればみんなで助け合う、勝利に向かって1%でも可能性を上げてくれる、そういう仲間だと思いますし、勝つために言わなければいけないことはしっかり話せる関係です。決して馴れ合いじゃない、いいスタッフワークができていたと思います。
(最後に)
サポーターあってのチームだと思いますし、彼らの応援がなければ選手たちの心に火はつかないと思っているので、それを引き出すようなサッカーをしたいですし、ミスもある、負けることもあるサッカーで、へこたれずに前に進んでいくサンガの逞しさを来期シーズンも見せたいなと思います。
福岡 慎平
(過去最高位の3位で終えたが)
今日の目的は、勝って自分たちで3位をつかみ取ることをみんなに発信していたので、まずその目的を達成できたのは非常に良かったかなと思います。けれど、やっぱりセレモニーでも言った通り、1番悔しいシーズンだったのは正直な気持ちです。タイトルを逃してしまったことは、来期に活かさなければいけないと思っています。
(今日の試合について素晴らしい内容だったと思うが)
先制点を取ってから2点目を取るまでちょっと時間がかかりましたけど、2点目を取りに行くスタイルを変えなかったことが良かったと思います。いい時間帯で2点目を取れたので相手も結構その時点で折れてたと思いますし、いいゲーム運びができたかなと思っています。
(ボールを持った時の意識は)
中盤を制するチームが勝つなと思っていたので、ジョアンと天馬くん(松田選手)に強く言ってましたけど、2人とも本当に球際強く行ってくれてましたし、よく走ってくれましたし、もうMVPだったんじゃないかなと思います。
(キャプテンとしてこれまでと異なるプレッシャーがある中でのシーズンでしたが)
キャプテンをやるか、やらないか、ちょっと迷っていた時期もありましたけど、結果やって良かったなと改めて思います。責任感も増した中で、タイトルを取れなかったのは自分の反省点と思っています。
チームとしてJ1でやれるっていうことを証明できたと思いますし、自分たちでボールを握るスタイル、ロングボールも使うスタイル、いろんなオプションが増えたシーズンだったかなと思っています。
マルコ トゥーリオ
(神戸戦でまた得点を決めましたが)
そうですね。点が取れたのは良かったですし、そういうことが度々起こることは悪いことではないと思うので、今後もそういう風に自分はもっと点を取れるようになっていきたいと思います。
やっぱり点を取れたこと、チームが勝ったこと、チームを助けることができたことをさらに糧にしていきたいなと思っていますけど、まず神戸に対してしっかり勝てたことが1番だと思います。
(得点シーンはどんな狙いでうったか)
横浜FC戦で上手いこと決められなかったので、ひとまず枠に飛ばせたらいいなと思って蹴りました。
(2点目を含めて、ラファエル選手と良いコンビネーションを作れていたと思いますが)
色々なコンビネーションを使いながらプレーをしているので、上手くいくときもあれば上手くいかない日もありますけど、僕たちのこのコンビは敵地に脅威を与える存在かなと思っています。
(今シーズンを振り返って)
今年1年を通して、自分としては怪我もあったので難しいシーズンだったと思いますけど、チームとして結果が出ていたり、今日の試合に関してもチームのことを助けられた部分は多いと思うので、それは良かったと思いますし、今度は怪我なく、離脱なしで続けていけるようにっていうのが今後の課題だと思いますので、それをしっかりやっていけるようにまた準備していきたいと思っています。
(クラブの歴史上最高順位となる3位で終われたが)
1人、2人、3人っていう選手だけが良かったとかではなく、チーム全体が良かったシーズンかなと思います。ただ、やっぱりタイトルを獲れなかったということで、来年のハーフシーズンか、あるいはその後の1年のシーズン、どれになるかわからないですけど、すでに今からそのタイトルを狙う戦いは始まっています。
(曺さんからも同じ言葉が出ていたが、ロッカーではそういう話もあったのか)
曺さんからということではなく、選手同士で常にそういう話はしていますし、京都が残留を争うチームではなくて、これからタイトルを狙うチームになるために、来シーズンのタイトル獲得に向けて頑張っていきたいと思います。

