試合情報

AWAY
京都サンガF.C.
京都
明治安田生命J2リーグ第41節
1128日(日) 14:03
フクダ電子アリーナ
試合終了
0
0 前半 0
0 後半 0
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ジェフユナイテッド千葉
千葉

監督コメント

京都サンガF.C.

曺貴裁監督

千葉さんの今季最後のホームゲームということでたくさんのお客さまがいらっしゃいましたし、サンガも約1000名のファン・サポーターの皆さまが駆けつけくれたことで、このサッカー専用スタジアムで素晴らしい雰囲気の中、90分+アディショナルタイム7分を双方でつくったゲームになりました。
引き分け以上で12年ぶりの昇格が決まるという条件のもと、選手たち、今までいたスタッフたち、今年一緒にやっているフタッフたち全員の力でJ1昇格を達成することができました。私自身は53年前に京都の下鴨神社の近くで生まれ、18歳まで京都に住んでいましたが、当時プロサッカークラブが京都にできるということを想像もできませんでしたし、サンガスタジアム by KYOCERAが亀岡にできるとは夢にも思いませんでした。でも、京都に帰ってきて、昇格というよりは、選手たちと一日一日を共にしながら充実した日々を過ごさせてあげたい一心でやってきました。今日、最後に選手たちが喜んでいる顔や、嬉し涙を流す姿を見ると、良かったと思います。これまでの11年だけではなく、この京都の街の歴史について考えれば、その歴史すべてを背負うことはできませんが、ここから歴史をつくる気持ちでずっとやってきました。それに応えた選手たちも素晴らしかったです。今日は勝点3を獲れませんでしたが、今シーズンのベストゲームと思えるような、気迫が前面に出たゲームでした。サンガに関わるすべての皆さまに「おめでとうございます」という言葉を送りたいと思います。

あと、この場で言うのがふさわしいのか分かりませんが、先日、湘南ベルマーレのオリベイラ選手が急逝されたことにも触れたいと思います。昨日、湘南さんの試合を見たのですが、一緒に戦っていたウェリントン選手や主将の岡本拓也選手、山田直輝選手たちの悲しい顔を見た時、心からご冥福をお祈りしたい気持ちになりました。彼らの気持ちを考えると、自分たちの昇格を一目散に喜ぶのは同じサッカー人として少し違うと感じています。
私はその場にいなかったので、オリベイラ選手ご本人やご家族の皆さまの悲しみを共有することはできなかったのですが、この場をお借りしてJリーグで働く一スタッフとして心からご冥福をお祈りしたいと思います。

(Q.試合が終了した瞬間の気持ちを教えてください。)
A.今日は前半から非常に手応えのある内容の試合でしたので、0-0で折り返した後半も勝点3を獲るべく戦い続けていました。アディショナルタイム7分の表示が出た時に、交代カードを切りながらこのまま終わったら昇格できるという気持ちになりました。そして私以上に選手やスタッフが喜んでいる素晴らしいスタジアムでの幸せな空間を味わせてもらっている喜びを噛みしめていました。そして、通訳の岡本(岡本剛人)や広報の池峯ちゃん(池峯慎吾)、アンバサダーの安藤くん(安藤淳)、中山博貴とか、このチームで12年間昇格できなかった悔しさを感じてやってきたつもりなので、彼らに対しても「おめでとう」といいたいです。
本当に選手はよく頑張ってくれたと思います。

(Q.これまで様々なプレッシャーがかかったと思いますが、今現在の心境を教えてください。)
A.3〜4試合前までまでは、「J1に昇格できなかった11年の歴史」や、「京都にふさわしく」ということを考えていたのですが、すごく違和感がありました。自分はスーパーマンではないですし、京都で生まれたといっても、この11年間何もサンガに関わってなかったので、今週の水曜日、選手にハッキリと「自分は歴史を背負えない」と話しました。それによってチームがまとまった空気になりました。自分に歴史を背負う力がないことはわかっていましたが、一歩一歩進むために力を貸すことはできると改めて思い直したことが今日の選手のパワーにつながっていれば良かったと思います。開幕前はJ1に上がるということがおぼろげだった選手が多かったかもしれませんが、こうやって実際に昇格を手にした時に、勝ち取った喜びが彼らの自信となっていくことでしょう。ただ、次のステージは私自身も経験していますし、そんなに甘いステージではないので、明日からまた切り替えてしっかり最終戦に向けて準備していかなければならないと思っています。

(Q.サンガの監督就任後ずっと口にしてきた「生まれ故郷である京都への恩返し」はどれぐらいできたとお考えですか?) 
A.サンガタウン城陽の近くに太陽が丘陸上競技場があって、高校生の準決勝や決勝戦がそこで開催されることになっていました。国体の練習や試合もあの地でやりましたが、たくさん悔しい思いをしました。たくさんの思い出がある中で、自分のせいで2年生の時の決勝で負けたことを今も忘れることができません。そこから自分の中の時間が止まっている間にサンガタウン城陽ができました。「あの時から成長した」と言えばカッコいい言い方になりますが、あの時があったから今があると思っていますので、素直にその気持ちを京都に返していきたいという思いが本当に強かったです。応援してくれる仲間もたくさんいましたし、私が京都に帰ってくることで見に来てくれる人も増えました。そういう中で仕事ができることがすごく嬉しかったですし、応援してくれる方たち、試合に見に来てくれる方々に喜んでもらえるよう頑張らなければいけないなという思いでいっぱいでした。

(Q.試合内容で足りなかった部分があるとすればどこでしょうか?)
A.ボックス近くのフィニッシュにおいて、もう少し人数をかけたり、パスかシュートを選択する時にもう少しアイデアのある攻撃を仕掛ける必要があると感じています。今日はそこも悪くなかったのですし、相手ゴールキーパーの好セーブもありました。課題はありますが、昇格を決める一戦という意味では素直に非常に良いゲームだったと感じています。

(Q.後半の試合展開を見て、どのように手を打っていこうと考えていましたか?) 
A.相手のベンチに力のある選手が控えているのはわかっていました。一気に3枚替えてくるとは予想していませんでしたが、後半の頭から1〜2枚替えて、さらに攻撃的にやってくるのが尹晶煥監督のやり方だと、過去の試合から予想していました。その交代カードを切った時、それに合わせて自分たちもカードを切って対応していくのか、今のままでの流れを継続していくのかを少し迷いましたが、基本的にはそんなにゲームの流れは悪くなかったですし、前半にバイス(ヨルディ・バイス選手)を交代するというアクシデントあったので少し我慢していました。ただ、最後の2枚の交代カードを切った時はもうアディショナルタイムの時間になっているので、このまま勝点1でも昇格できるため、「しっかりゲームをクローズするように」と選手に指示を与えました。それまではもちろん勝点3を狙っていました。

選手コメント

  • 4 MF
    松田 天馬
    今まで支えていただいたファン・サポーターの皆さん、スポンサーの皆さまに感謝します。本当に何もできないキャプテンだったのですが、チームメイトやスタッフが支えてくれたことにも感謝しています。皆の前で話すのは苦手なので、この1年間はサッカーに取り組む姿勢で見せていこうと思っていました。うまくできない時もあったのですが、こうやって一番大きな目標であるJ1昇格を実現できたことが一番嬉しいです。前節を終えてからの1週間、いつもどおりサンガらしくやろうと思って準備してきました。本当は引き分けではなくて勝ちを狙ってやってきたのですが、勝ちに行く姿勢は見せることができた試合だったと思います。 ホームでの最終節も変わらず、感謝の気持ちを込めてサンガらしく、最後の集大成にふさわしい魅力的なサッカーをしたいと思います。
  • 17 DF
    荻原 拓也
    昇格の懸かった緊張感のある試合でした。 前節の岡山戦で昇格しなければいけないと思うばかりに堅くなった状態で試合に臨んでしまいましたが、今日は「自分たちがやってきたサッカーをする」という思いきったメンタリティで試合に入ることができました。勝ちきることはできませんでしたが、本当にサンガらしいサッカーをできたと思います。(自身のプレーについて)左サイドバックですが、最近は右からの攻撃に参加したり、自分の可能性を少しずつ広げられている実感があり、今日のようなプレッシャーがかかった中でもそういうプレーができて良かったです。(昇格が決まった心境について)今は嬉しいと思うと同時に、正直言ってホッとしています。1節残っていますが、少し肩の荷が降りた感じです。ロッカールームの雰囲気は最高でした。サッカーをやっていて良かったと思える瞬間を、今日味わうことができました。(昇格が決まった瞬間、ベンチで涙を流していたが)昇格が決まった瞬間は、感情を隠しきれませんでした。(このシーズンを振り返って)成長できたと実感しています。でも、今日の昇格が決まるまで簡単な試合はひとつもありませんでしたが、一日一日、練習からしっかり取り組んで来たので、大きな充実感を感じています。自分に満足できることはあまり多くないです。試合に勝った時は嬉しいですが、シーズン通して振り返ると心の底から満足できたことはあまり多くありませんでした。そこに伸びしろを感じますし、自分が自分自身に期待しているので、もっと飛躍して大きな舞台でやりたいです。まだシーズンは終わっていませんが、多少は成長したかなと思いますが、まだまだです。
  • 24 MF
    川﨑 颯太
    前節の岡山戦では守りに入ったわけではありませんが、ダイナミックさに欠けていたので、最初からどんどん相手の裏を狙ったり、カウンターを狙うためにラインを高くコンパクトにするよう意識して試合に入りました。前半は良い試合になったと思います。後半は、さすが11戦負けなしの相手ということもありましたし、修正力も高かったので、相手のやりたいサッカーをさせてしました。数回ですが、スローインから櫻川ソロモン選手に逸らされて見木友哉選手に前を向いて運ばれるシーンがあったので、リスタートの時ももっと声をかけ合ったり、守備をタイトに行ったりできれば良かったと思います。ただ、それ以外では全員で粘り強く声をかけ合って守備を引き締めるとともに、勝点3を狙うためにカウンターで出ていくシーンをつくることができました。満点を与えることはできませんが、合格点というか、自分たちができることは100%やったと思います。アディショナルタイムが7分ありましたが、自分は昇格を意識せず、むしろ何としてでも1点を取りたかったので、試合終了時は「終わってしまった」とという気持ちと、昇格が決まって皆が喜んでいる姿を見てホッとした気持ちもありました。失点はもちろんゼロで抑えるつもりでしたし、得点も狙っていたので、気持ち良く終われたかどうかと言われれば、100%そうだとは言いきれません。(昇格を懸けた一戦を終えた心境について)甲府さんと勝点3離れていましたが、甲府さんが素晴らしいチームだったので、プレッシャーはゼロではありませんでした。その中で勝点1が獲れてホッとしています。ただ、来年からはもっとレベルが高いリーグでプレーできると思っているので、まずは来週の試合に向けてギリギリまで自分を高めて行けたらと思います。(今シーズンを振り返って)この1年をざっくり振り返ると大きく成長できたという満足感はあるのですが、試合の一つひとつを振り返ると自分の甘さが多く出た試合もありました。良いプレーができた試合があっても次の試合は良くなかったりと、波がありました。ショウヘイくん(武田将平選手)やシンペイくん(福岡慎平選手)は波がない選手で、多少調子が悪い時でもやるべきことができる一方、僕は波に乗れる時はいいですが、ミスが続くと少し落ち込むことがシーズン序盤にあったので、もっともっとプレーも、精神的にも、大人になると共に、がむしゃらさや貪欲な姿勢、サッカー少年のような気持ちは忘れないようにしたいと思います。(アカデミー出身選手が主力として昇格に貢献できたことについて)自分は高校からサンガに来たので、12年間の重みはわからないのですが、本田さん(本田将也育成部長)をはじめとするアカデミーのスタッフの方々から「お前たちがトップチームに上がってチームを変えるんだぞ」「お前たちがJ1に上げるんだぞ」とずっと言われてきました。そうすることでプロになった時、自然と「自分たちが上げるんだ」という気持ちになれるように、強い気持ちを芽生えさせてくれていたのだと思います。また、今年はチョウさん(曺貴裁監督)から「お前たちアカデミー出身の選手たちがチームを勝たせるんだ」という言葉を何回もかけてくれたことで、自然とそういう気持ちになることができた部分もあります。あと、加藤久強化・アカデミー本部長が僕たちに期待してくれているのを常々感じていましたし、一度、寮に来ていただいた時、「アカデミーは京都の宝。お前たちが活躍することで京都の子どもたちは元気になるし、京都のサッカー界が盛り上がる」と話してくれました。自分たちがJ1昇格に貢献したというのはおこがましいのですが、自分たちのプレーでチームを勝たせたり、1年を通じて試合でプレーできたのは本当に幸せだと思います。

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