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京都サンガF.C.
京都
明治安田生命J2リーグ第29節
911日(土) 18:34
サンガスタジアム by KYOCERA
試合終了
2
1 前半 1
1 後半 0
1
  • 41'
    ピーター ウタカ
  • 90+3'
    イスマイラ
  • 16'
    阿部 拓馬
AWAY
FC琉球
琉球

監督コメント

京都サンガF.C.

曺貴裁 監督

前節、前々節と勝点3を取れず、アウェイの2戦では、最悪の結果ではなかったものの自分たちが望んでいた結果を出すことができなかったところ、今日はサンガのファン・サポーターの皆さんとスタジアムが本当に我々を後押ししてくれました。誰も勝点1でいいと思ってプレーしていませんでしたし、勝点3を取るために覚悟をしてピッチに立った選手たち、ベンチに入った全ての選手たちが今日の結果に貢献してくれたと思います。

今日、ミーティングで“去年リヴァプールが大敗した後にどう持ち直したか”というテーマの映像を見せました。今、J2にいながらリヴァプールを参考にするのはどうなのかという人がいるかもしれませんが、彼らがピッチに立つエネルギー、それを後押しするスタジアムのエネルギーが重なり合って人々を幸せにするというのが私は本当に好きで、今日、見に来てくれた方々の中で元気がなかった方が少しでも元気になってくれれば嬉しく思います。

この結果に満足せず次に進みますが、選手たちは非常に気持ちを出してプレーしてくれたと思います。

(後半、押し込んでいるにも関わらず、なかなかゴールをこじ開けられない時間が長かったですが)

前半から流れは悪くなかったのですが、琉球さんが狙っている形で失点して、さらにPKを決められたらキツい展開になったかもしれませんが、若原(若原智哉選手)が気持ちの入ったセーブをしたことで潮目が変わったと思います。あの後、琉球さんの狙いが前半で把握できたので、それを選手に伝えて修正しました。さらにサイドから、相手にとって嫌な動きをすることによって相手のバックラインが広がると思っていましたので、そういう動きを根気よく続けたことで最後のコウスケ(白井康介選手)からカカ(イスマイラ選手)のゴールに繋がったと思います。それまでに仕留められそうなチャンスがありましたが、琉球さんが身体を張ってディフェンスされていました。

ただ、最後まで諦めなかったことが勝点3に繋がったと思います。

(途中交代で入った選手が活躍し、まさに采配が的中しました)

5人の交代枠を使い切らずに3枚だけを代えたというのは、今季初めてのことだと思います。今日はベンチがなかなか動きづらい展開でしたが、こういったものは結果が悪ければ采配ミスですし、結果が良ければ何とでも言えますので、見ている方が感じたとおりでいいと思います。自分の采配が良かったとは一切思っていません。采配を振るうのが自分の仕事ですし、責任はすべて自分にあると考えています。今日はそれがたまたまうまくいったように見えますが、それは結果論ですし、交代選手がうまく機能しない試合もこれまで星の数ほど体験してきています。今日のことだけを見て自分で采配がうまくいったとは思わないですし、逆にその結果、試合に負けていたとしたもうまくいった部分はあるかもしれません。今日のことは後で映像を見てゆっくり考えたいと思います。

(価値の高いゴールを挙げ続けているイスマイラ選手の評価)

非常に謙虚ですし、我々の意見に対してしっかりと耳を傾け、このチームを勝たせたいという気持ちをこの短い間で示してくれる選手です。我々の攻撃の推進力をさらに高めてくれるピースであることは、間違いありません。このサンガスタジアム by KYOCERAが彼にプレゼントしてくれているような得点が続いていますが、チームの力になってくれて嬉しく思います。

(今日、高いデュエルで攻守に貢献した川﨑颯太選手の評価)

ソウタ(川﨑颯太選手)は前半の立ち上がりは、少しフワフワして相手に入れ替わられる場面があったため、少し入りが良くないと思っていました。しかし、彼がPKを取ったぐらいの時間から本来の力に戻った印象です。今日、彼がチームを助けてくれたのは間違いありませんし、後半ぐらいの出来を常に自分のスタンダードにすることができれば、彼の未来は非常に明るいと思っています。若いということは時にメリットになることもありますが、自信を失うとそれを取り返すのに時間がかかるのが若い選手の特徴ですので、起用の仕方やタスクの与え方に気を遣うようにしています。ここ最近、彼を見ていると、出来が良い時悪い時に自分の役割を思い返すことが、彼自身でできるようになってきたと思います。先日、彼の地元の甲府で勝てなかった悔しさを、今日このサンガスタジアム by KYOCERAで晴らすことができたのではないでしょうか。非常に楽しみな選手であることは間違いないです。

(こういう劇的な勝利が勢いになると思いますが、試合後のロッカールームでどのような声をかけましたか?)

勝ったことは嬉しかったですが、ロッカールームで大騒ぎして喜んでいる選手はいませんでした。勝ったのに試合に出られなかった選手もいましたし、また明日の練習試合からしっかりやっていこうと声をかけました。まだシーズンは残り13試合ありますので、一試合一試合みんなで準備していくだけです。

(イスマイラ選手投入後に中盤の配置を変更しましたが、その狙いは?)

ウタカ(ピーター・ウタカ選手)をフリーマンにしてイスマイラを前にという形は、以前から何回もやっている形です。シンペイ(福岡慎平選手)が今日は良かったのですが、足がつって止まった感じだったので、そこに白井(白井康介選手)を入れました。ナオト(三沢直人選手)を前に出してこぼれ球を拾わせようと思ったのですが、フィーリング的に後ろの方が良かったので、最後の10分でテンマ(松田天馬選手)とポジションを入れ替える形にしました。ああいうシステムのやり方は、試合の中で何回も構築していることなので、スムーズにやれたと思います。

(今日の勝利は特に意味のある勝利だと思います)

今日も立ち上がりから腰の引けた戦い方をしていたわけではなく、相手の対策によってひっくり返された時に少し危なさがありました。またリヴァプールの話に戻りますが、あの衝撃的な負け方をした時の試合の入りであるとか、2失点目とかを見て「このリヴァプールがこんな点の取られ方をするんだ」と私自身ショックを受けました。偉そうな言い方ですが、それは慣れとか、お客さんが少なくて自分たちを鼓舞する要素が欠けていたからじゃないかと思っています。あれぐらいの選手でも少しネジが緩むとああいう試合になるということを踏まえた上で、自分たちも同じような状況になっても取り返していかないと強いチームになれないと選手たちに話をしました。

今日は選手の気持ちが出た試合だったと思います。

選手コメント

  • 9 FW
    ピーター ウタカ
    我々が「チャンピオンになりたい」というスピリットを見せることができたゲームだったと思います。 (PKについて) まずはFC東京で一緒にプレーしたタクマ(FC琉球・阿部拓馬選手)についてですが、彼がPKをミスしたことは非常に残念に思います。彼は素晴らしい選手ですので、これからもゴールを取り続けられるよう、エールを送りたいと思います。そして自分のPKに関して言うと、もちろん大きなプレッシャーがありましたし、非常に難しい場面でした。ハーフタイムに入る少し前だったので、もし外していれば0-1のビハインドのままで折り返し、決めることができればゲームを振り出しに戻して良い雰囲気で後半に臨むことができる可能性があったからです。責任重大でしたし、難しいシチュエーションでした。 でもしっかりと決めることができて良かったです。 (イスマイラ選手が入ってからのポジションについて) 曺監督からの指示を受けて、それを遂行しています。非常に機能していると思いますし、イスマイラ選手も非常に良い仕事をしてくれており、大きなインパクトを残し続けてくれていると思います。彼は本当に志が高く、謙虚でありながらも常にハングリーな選手です。同郷の先輩である私が結果を出し続けているところに加入したわけですから、彼自身もしっかり結果を出さなければならないと強く意識しています。それが彼のこれまで以上の力を発揮できている要因ではないでしょうか。彼は加入してから素晴らしい仕事をしてくれていますし、特に攻撃に違いをもたらしてくれていることはサンガにとって大きいと思います。これに満足せず、高い志を持ち続けて得点を重ね、チームの一員として活躍してほしいと願っています。 (今日の勝点3について) 本当に今日の勝点3は、今後の道筋を照らすような、我々にとって非常に重要なものとなったと思います。このようなドラマチックな展開で決勝ゴールが決まって勝利したことで、我々も感情が爆発しましたし、実際、泣きそうになっている選手やコーチングスタッフもいました。また、試合後にピッチを周回した時も、涙を流すファン・サポーターの皆さんの姿をたくさん目にしました。そこで感じたのは結果にかかわらず、ああいう気持ちの入ったゲームを続けることができれば、自分たちのサッカーを誇ることができるはずです。これからも今日のようなゲームをファン・サポーターの皆さんに見せ続けていきたいと思います。
  • 24 MF
    川﨑 颯太
    (試合の入りについて) フワフワしていたとも言えますし、ガチガチしていたとも言えます。この試合の重要性を感じていましたし、前節の松本山雅FC戦で自分がチームを勝たせられなかったことが悔しかったので、今日は取り返そうと思っていました。それが空回りしたのか、自分の肩が上がってしまって、「ミスしないように」と思った反面、周りが見えずに良くないパスを出してしまったりと、モチベーションをうまくコントロールできなかったと思います。 試合が進むにつれて自分の長所を出そうと思うようになり、だんだんと本来の自分のプレーができるようになりました。 (チームが攻める中で意識していたことは) PKを取ったシーンのように、自分もかなり前に上がってパスやシュートをしたいと思っていますが、フォールディング7のひとりであるバイス選手(ヨルディ・バイス選手)が上がることがあるので、カウンターのケアをしなければいけない場面もあります。自分がプレーする上で麻田選手(麻田将吾選手)と若原選手(若原智哉選手)の声が重要で、彼らの声があるからこそ良いポジションを取れてカウンターの起点を潰すことができ ます。もっと首を振って自分で確認しなければならないとは思うのですが、自分が良い状態でプレーできるのは本当に彼ら2人のおかげです。 (PK獲得のシーンについて) 試合前からウタさん(ピーター・ウタカ選手)に「ソウタは走るエネルギーがあるからパス&ゴーでどんどん前に来い」と言われていたので、シンペイくん(福岡慎平選手)出してからもう1回動いて受けてという自分の特長を出せたと思います。シンペイくんからボールをもらった時に冷静に相手を見て、かわそうという判断にいたったことで相手の足に引っかかってPKになりました。冷静に判断できたところが良かったと思います。 (後半、これまで以上に前に出ていくシーンが多かったが) 途中からテンマくん(松田天馬選手)やナオトくん(三沢直人選手)とボランチを2枚で共有する場面があったことや、自分が中盤の底でずっといなければならない場面ではなくなり、自分が行けると判断した時は前に行きました。 (後半、押し込んでいながら決められない時間が続きましたが) なかなかシュートが入らなくて難しいと感じていましたが、それでもチャンスを多くつくることであったり、絶対にカウンターをさせずに相手陣内だけでサッカーをしようと心がけてブレずにゴールを狙い続けた結果、決勝点が生まれたと思っています。全員がゴールを目指し続け、最後まで誰も諦めなかったのが勝利の要因だと思います。このサンガスタジアム by KYOCERAという素晴らしいスタジアムでファン・サポーターの皆さん、選手、スタッフすべてが一つになった結果、生まれたのがイスマイラ選手のゴールだと思いますし、やはり勝利は最高だなと改めて感じました。甲府戦、松本戦と苦しい2試合でしたが、その経験でまた成長できたと思います。
  • 39 FW
    イスマイラ
    (決勝ゴールについて) 点を決めるのは自分の仕事ですが、どんな形でも良いのでボールを押し込もうと考えていました。そして自分が最後に仕事をしたという感じですが、自分のところにボールが来ると信じていましたし、しっかりと点を取ることができて良かったです。ただ、自分がゴールをしたことというよりは、自分のゴールでチームが勝てたことが何よりです。これがフットボールだと思います。 (若原智哉選手のビッグセーブ、ピーター・ウタカ選手のゴール、そしてイスマイラ選手が試合を決定づけたという試合の流れについて) 今日はピッチに立った選手それぞれが自分の仕事をしました。ワカさん(若原智哉選手)がしっかりPKを止めてくれ、ウタカさん(ピーター・ウタカ選手)が確実にPKを決めてくれ、そしてゴールを決めるために入った自分が最後に点を取りました。サンガにとって完璧な勝利だったと思います。

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