試合情報

京都サンガF.C.
京都
天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会準決勝
105日(水) 19:30
サンガスタジアム by KYOCERA
試合終了
1
0 前半 1
1 後半 0
0 延長前半 1
0 延長後半 0
2
  • 79'
    イスマイラ
  • 40'
    ドウグラス ヴィエイラ
  • 95'
    ナッシム ベン カリファ
サンフレッチェ広島
広島

監督コメント

京都サンガF.C.

曺貴裁監督

京都サンガF.C.としては11年ぶりの準決勝進出でしたが、平日の遅い時間に関わらず多くの方がスタジアムに足を運んでくださり、サンガスタジアム by KYOCERAの公式戦で初めての声出し応援で非常にスペクタクルで素晴らしい雰囲気をつくってくださいました。3日後にまたここで名古屋グランパスさんとのリーグ戦がありますが、それが楽しみになるような気持ちを選手たちと共有できたことを、非常に幸せに思います。今日、応援してくださったファン・サポーターの皆さんに感謝しています。


試合の内容的には、前節から全員入れ替えて臨みましたが、短い準備期間だったにも関わらず、サンフレッチェ広島さんの良さを出させず、自分たちのペースに持っていくために、今日出た選手全員がよくやってくれました。今季、初めて広島さんと対戦した時は、本当に大人と子どものような差を感じましたが、球際の競り合いや走りきる部分、一つひとつのプレーに魂を込めること、戦術的に押さえるべきところをしっかり押さえるなど、いろんな部分で進歩が見られました。非常にアグレッシブで見ている人たちの心を打つような試合になったのではないでしょうか。今日は勝たせてあげたかったのですが、決勝戦に駒を進めた広島さんに一歩及ばなかった感じです。ただ、この敗戦は京都の皆さんだけではなく、TVでの全国放送でも見ていただける機会となりました。サンガがどういうフットボールをするのか、誰が出ることになっても何を表現しようとしているのかという決意を示す試合になったと思います。こういう試合をこの10月に繰り広げることができたので、リーグ戦の残り4試合、自分たちのパワーになったことは間違いありませんので、次の名古屋戦につなげたいです。


●今日の試合の狙いを教えてください。

ヨーロッパでの経験が豊富なスキッペ監督が率いる広島さんは、自分たちがボールを持っていない時から攻撃が始まるという部分で、自分たちが目指すものと似ていると思います。それに対して我々は相手が嫌がることを仕掛けていたつもりです。やはり相手の前への勢いを助長させるようなボールの動かし方をすると、相手にペースを持っていかれることは分かっていたので、前半から立ち位置を含めて戦術的なものを選手たちはよく理解してやってくれました。少し不運なPKでゲームが難しくなりましたが、後半に相手の脚が止まってきた段階で選手を交代して同点ゴールを取ることができたところまでは、非常に自分たちらしい試合運びができたと思います。あわよくばPK戦まで持ち込んででも、最後まで試合をさせてあげたかったですが、それは次への宿題にしたいと思います。


●最後まで脚を止めずにゴールを目指し続けましたが、監督の目にはどのように映っていましたか?

走るサッカーはミスが多いと揶揄されることが多いですが、ミスが少なくて走らないようなサッカーよりは、はるかに良いと考えているので、自分たちが目指すフットボールの方向をはっきり示すべきだと思っていました。今日、広島さんを相手に見せた我々の姿勢やプレーは決して非難されるようなものではないと思うので、早くリカバリーをして、次の名古屋戦に向かってこの悔しさを持っていきたいと思います。今日は最後まで脚を止めずによくやってくれました。


●延長前半に追加点を決められましたが、延長後半に入る時に選手たちへどのような声をかけましたか?

脚が痙った選手もいましたが、もう交代枠も残っていなかったですし、それでも点を取れるように選手の配置を変えて臨みました。最後のリキト(井上黎生人)のヘディングシュートが決まっていれば良かったですが、あくまで追い付き、逆転するためにできる限りの戦術的指示をしました。


●麻田将吾選手やメンデス選手を前線に上げた狙いは、高さを使って点を取るためだったのでしょうか?

それだけではなく、ボランチに引っかけられるとやられてしまうので、前に起点をつくろうとしていました。高い位置で競らせてセカンドボールを拾い、サイドを押し込んでいくとこちらのリズムになるのではと思っていました。無骨な方法でしたが、フットボールの世界ではそれも有効な手段だと思い、迷いなく遂行しました。


●サンガスタジアム by KYOCERAの公式戦で初めての声出し応援だったのですが、最後まで熱い声援を送り続けたファン・サポーターの皆さんにメッセージをお願いします。

サンガの監督として初めての経験でしたので、想像以上の声援がこのスタジアムに反響していました。後半の1点はファン・サポーターの皆さんが獲ったゴールだと思っています。そういう意味では、このサンガスタジアム by KYOCERAは、相手にとって嫌なスタジアムになりつつあると思いますし、そういったホームの利点を活かしたサッカーを我々は追求していきたいと思いました。

選手コメント

  • 33 MF
    三沢 直人
    悔しいです。 今日はヘディングの競り合いの部分を求められていたので、そこはしっかり戦えたと思います。また、ボールを奪って出すところも悪くはなかったのですが、出した後、一連のプレーに関わる動きが少なかったのが反省点でした。攻撃に関しては、練習の時から最終ラインの選手がボールを持った時に、僕たち中盤の底の選手が一つ飛ばして前向きにサポートして、そこから崩していこうという狙いがありました。あとはシュートなど、もう少し自分の強みを出すことができれば良かったのですが、シュートはおそらく1本も打つことができませんでした。一つ、ボレーシュートのような形があったのですが、次につなげるための意地のプレーでした。怪我から復帰して初めての試合でしたが、なんとか最後までやり切ったという感じがあります。怪我は完治しましたが、感覚的な部分はまだ100%ではないので、残り少ないですがこれから早く元に戻せるようにしたいです。天皇杯はもう終わってしまったので、残るリーグ戦でチームが残留できるよう、自分の出せる力をすべてを落とし込んでいきたいと思います。
  • 39 FW
    イスマイラ
    今日は絶対に勝つという気持ちで臨みましたし、自分たちはベストを尽くしたと思います。しかし、結果は自分たちが望んでいたものではなく、敗れてしまいましたので、気持ちをしっかりリーグ戦に切り替えていきたいと思います。ゴールシーンは最後に自分が決めるだけでした。我々のゴールはすべてチームワークの上に成り立っていると思うので、そのチームワークをしっかりピッチの上で表現できた結果だと思います。自分にとっては、チームワークの仕上げにしっかり決めるという最後の作業を完遂したものでした。ダイゴ(荒木大吾選手)からもらったボールを彼に返そうとしたのですが、相手に引っかかってこぼれたボールが良いところに来たので、自分でシュートを打ちました。我ながら素晴らしいゴールだったと思います。今日は自分にとって、サンガスタジアム by KYOCERAで初めての声出し応援の中でのプレーだったのですが、ファン・サポーターの皆さんが力強いサポートをしてくれたことにとても感謝しています。だからこそ、皆さんに何か素晴らしいものを持って帰っていただきたいと思い、プレーを続けていました。これからも皆さんと共に戦っていきたいと改めて思いました。天皇杯は、サンガが様々な大会で戦う上で、自分が出るべき大会だと受け止めていました。そして自分がチームに貢献したいという思いでプレーしてきたのですが、自分だけではなく他の選手も同じ思いだったと思います。今日で我々の天皇杯は終わってしまいましたが、ここまで積み重ねてきたことを、残るリーグ戦に活かせるよう集中して取り組んでいきたいです。

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