試合情報

京都サンガF.C.
京都
天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会準々決勝
97日(水) 19:00
味の素スタジアム
試合終了
2
1 前半 0
1 後半 1
1
  • 21'
    パウリーニョ
  • 53'
    パウリーニョ
  • 90'
    谷口 栄斗
東京ヴェルディ
東京V

監督コメント

京都サンガF.C.

曺貴裁 監督

20年前の話になりますが、朴智星氏が在籍していた時に京都サンガF.C.は天皇杯で優勝しました。その時の映像を選手たちに見せた後、サンガのその後の20年が必ずしも皆にとってハッピーな年ばかりではなかったという話をしました。そして、準々決勝に臨むにあたって、ファイナリストになるため、この20年の歴史を思い出し、しっかりそれぞれの力を出していこうと選手たちを送り出しました。前回の公式戦から今日まで一度も練習試合が組めず、中3日で調整するのは難しかったです。試合では脚が痙ってしまうメンバーが多くて私も采配に悩みましたが、とにかく勝って次のステージに進むことができたことが、京都の皆さんや、我々を応援してくれる方々に力を与えてくれると思います。前回のリーグ戦で神戸さんに勝った試合も、今日の試合も、悪いなら悪いなりにチャンスがあればゴールに向かっていくDNAがこのJ1での戦いの中でつくられていると感じられました。また、リーグ戦と天皇杯の両方をこれから戦っていけることによって、選手たちのモチベーションも上がると思います。今日は東京ヴェルディさんのファイティングスピリットに最期まで苦しめられましたが、この勝利はプレーした選手、京都にいらっしゃる皆さんへのプレゼントとして贈りたいです。


●新加入のアラン・カリウス選手、パウリーニョ選手をはじめとする外国人枠をフルに先発メンバーとして起用した狙いを教えてください。

天皇杯、リーグ戦含めて自分たちのチーム力を上げるための組み合わせや新しいコンビネーションを考えた結果、そうなりました。もともとサンガでプレーしてきた選手、新加入選手含めて、我々のチームがこれから臨むリーグ戦と天皇杯に向けて非常に明るい材料をもたらしてくれたと思います。パウリーニョがあの場面でゴールを決めたのを見て、サッカー王国・ブラジルから来た選手ならではの落ち着きを改めて感じました。それを周りの選手がどう活かすかを考えなければならないという、嬉しい悩みがまたひとつ増えました。


●2点先制した後、なかなか自分たちのリズムにすることができず、東京Vにボールを動かされる場面が多かったですが、どのように捉え、対策しましたか?

理想を言えば、2-0になって相手が前に出てくるところを、こちらがボールを動かしてシュートまで持っていくのがベストだと思います。しかし、脚が痙ってきた選手、慣れないポジションでプレーしていた選手がいる中で、最後はスクランブルで凌ぐしかないというのは選手も私も覚悟していました。あのような状況で、何をしなければならないか、選手たちはよくわかっていたはずです。ここまで押し込まれたのはJ1でもなかなかなかったですが、これはこれで自分たちが次のステップに進むための材料にしていきたいと思います。

●この大会でタイトルに懸ける思い、そして、先日逝去された稲盛和夫名誉会長に捧げる思いをお聞かせください。

2002年にサンガが優勝した時は、私もテレビで試合を見ていましたが、稲盛名誉会長も国立競技場に駆けつけてとても喜んでおられたという話を聞きました。また、今シーズン、J1に昇格したことについても、喜んでおられたという話を聞きました。京都のみならず、日本の経済界においても非常に大切なキーパーソンを亡くしてしまったことについて、本当に悲しい思いで一杯ですが、その魂は前回の神戸戦、そして今日の東京V戦に引き継がれていったと思います。我々も稲盛名誉会長が常日頃言っておられたリーダーの精神や「正しいことをやりなさい」という教えはサッカーにおいても同じく大事なことだと考えていますので、これからも稲盛名誉会長に良い報告ができるようやっていきたいと思います。

選手コメント

  • 47 FW
    パウリーニョ
    良いゲームだったと思います。今日はリーグ戦で出場機会が少ない選手で戦いましたが、結果も出ましたし、出場した選手全員が試合のリズムを掴むことができました。皆にとって素晴らしい試合だったと思います。今日のゴールはいずれも感覚的なもので、あの瞬間、しっかり自分の持ち味を出すことができました。サンガでのゴールは自分としても待ちわびていたものでした。ブラジルに戻ってからの時期も含めて試合から遠ざかっていたので、どうしても決めたいと思っていたものでした。京都に来てから、周りの人たちから色々なものを吸収しようとサッカーに取り組んでいる中、今日こうして結果を出せたことは自分にとっても、チームにとっても大きなことだったと思います。また、試合勘やコンディションを取り戻していることを実感できたことも大きな収穫でした。これから練習や試合を重ね、更にパフォーマンスを上げてチームに貢献していきたいと思います。日本に来てから、サンガのファン・サポーターの皆さんから暖かく受け入れられていることを感じていました。今日、自分のゴールで準決勝に進出できたことを皆さんと喜び合えて嬉しかったです。
  • 13 FW
    宮吉 拓実
    (パウリーニョ選手へのアシストに関して)自分がボールを受けた時、そのままゴール前まで運べれば良かったのですが、相手ディフェンダーにうまく戻られたので、切り返した時に見えた彼にパスを出しました。それをうまく決めてくれて良かったと思います。(新加入選手が結果を出したことについて)ボールを持ったら決定機に絡むことができる選手ですし、これからも彼の良さを引き出していきたいです。また、彼は今後、更にチームの規律にもっとフィットしてくれると思います。リーグ戦と違ったメンバーで天皇杯を戦ってきていますが、タフなゲームが続いている中、こうして苦しみながらも勝ちきってここまで進むことができているというのはポジティブに捉えたいです。最後の決勝戦に出るためにも次の広島戦に勝ちたいです。そして、それまでもリーグ戦の連戦が続くので、まずはそこに向けてしっかりやりたいと思います。今日は声出しの応援が許されたゲームだったのですが、ウォーミングアップの段階から選手個人の名前をコールしてもらえるというのはすごく力になりましたし、もちろん試合中も声援をいただけるのも久しぶりで、たくさんのパワーをもらえて本当に嬉しかったです。

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