試合情報

京都サンガF.C.
京都
天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会2回戦
69日(水) 18:00
たけびしスタジアム京都
試合終了
3
1 前半 0
2 後半 1
1
  • 10'
    李 忠成
  • 62'
    上月 壮一郎
  • 69'
    李 忠成
  • 82'
    武井 成豪
FC今治
今治

監督コメント

京都サンガF.C.

曺貴裁 監督

前半に1点、後半に2点取れて、最後に1点を取られてしまいましたが、普段、今まで先発で出られない選手や久しぶりで出た選手も含めて、非常にサンガらしい「相手ではなく自分たちに目を向けてやっていこう」という中で技術的なことも含めてミッションをコンプリートしてくれたと思います。これをベースにして、チーム全体が上がっていき、リーグ戦、次の天皇杯へと繋げていきたいと考えています。ここ最近、点が取れていなかった現状も含めて、今日やってくれた選手たちが良い見本を見せてくれたと思います。週末までにまた、いい競争をして群馬戦に臨みたいと思います。

 

(Q.今節メンバーが変わっていたが、メンバーに要求していたものやテーマはどのようなものだったか)

A.開幕前のキャンプからずっとやってきた戦術ややり方の中で、自分というものを出していってほしいという話をしましたし、個人のアピールのための試合ではなく、チームとしてやっていく方向の中で自分を出していってもらいたいと伝えました。その点で言うと、SBの黒木(恭平)は初めて4バックの真ん中をやって非常に良い出来でしたし、ビルドアップやクレバーなプレーがチームを助けていたなど、これは一人ひとりの選手の一例です。何もリーグ戦のメンバーがやっていることと変わったことを要求したわけではなく、その中で自分たちがどんなプレーができるのかということにモチベートしてもらいたかったという点でいうと、そのようにプレーをしてくれていたと思います。逆に、今日の試合で色んなものが見えて、週末のリーグ戦やその次のリーグ戦へ向けても財産となるような試合になったと思います。ネガティブな要素を探すと、細かい部分ではありますが、そういったものが見せられたというのは、選手にとっても自信になったのではないかと思います。

 

(Q.前節・栃木戦で期待も込めた厳しい言葉があった上月選手が、次の試合となるこの試合で得点を決めたがプレーはどうだったか)

A.先ほどアカデミー出身選手全員に話をしたのですが、もっとこのクラブ・京都を背負うという気持ちで、彼らがU-15、U-18、トップの日々を過ごしていたら、ここで初ゴールを決められる、こんなに長く決められなかったという選手では彼はないと思っています。やはり、“何に向かって何をするんだ”という意識や力強さ、メンタリティが、彼らにそれを学んで成長してもらいたいという部分で言うと、栃木戦でのプレーと今日のゴール合わせて、それが(上月)壮一郎なので、それをどう持っていくのかということを彼自身が考えていかなければいけない。さらに「ああいう選手になりたいな」と思わせる、見せる責任もありますし、今、ユースやジュニアユースの子たちに、色んな意味で希望を持たせる。応援してくれる人たちに応援してもらう選手になるために、まだまだですけれど、プロになって一つハードルを越えられたというのが良かったと思います。

 

(Q.白井選手が3アシストの記録や印象に残るプレーがあったが)

A.今まで先発で出ることが少なかったですが、ああいうアグレッシブなプレーは彼の真骨頂なので、今、飯田(貴敬)や長井(一真)がやっていますが、これから非常に良い競争になる実感があります。

 

(Q.苦しんでいた李選手が2ゴールを決め、リーグ戦に繋がる結果では。彼の評価は?)

A.昨日、練習の時には、チュンソン(李 忠成)には厳しい要求をして、彼の目を覚ましたいというところもありました。けれども、それがあったというよりは、得点を取るには取るなりの理由があると思います。日本代表の経験やプレミアリーグの経験は素晴らしいものですが、今、何ができるかということにしか選手は、解決策はないと思います。そういう意味で、彼が今季リーグ戦へ向けてもモチベートされて、チームを助けてくれることを期待していますし、今日の2点共、彼のゴール前の嗅覚が活かされたと思いますので、これを機にまた成長してもらいたいと思います。

 

(Q.ゲーム運びについてはどうだったか)

前半1-0の後、少し後ろに重くなり、前の矢印が少し遅くなったプレーが多かったので、そこをハーフタイムで修正しました。やはり、前のエネルギーがあってこそ、京都サンガだと思いますので、その部分に関しては後半良くなったと思います。

 

(Q.曺監督にとっても思い出のあるたけびしスタジアム京都ですが)

A.監督としては2012年、2014年、2017年の3回です。2012年は勝ち、2014年は引き分け、2017年は引き分けなのですが、今日勝つことができて、白星が先行したと思って嬉しいです。久しぶりにここにきて、高校生の時にここが高校サッカーの決勝の場所だったので、ここにたどり着けないことがたくさんあったことを思い出して悔しいと思いました。当時のここのピッチは大きいと感じましたが、大人になったのか、そこまで大きさを感じることはなかったですが、何か感慨深いものがありました。

 

(Q.今日メンバーが変わって試合をして、得た収穫は?)

A.みなさんの前で披露することはできていなかったですが、彼らがサンガタウンで何をしているのかを見てきているので、今日はメンバーを変えたという意識はありません。今日の試合でベストで臨めるメンバーを選ぶとたまたまこうだったというだけで、今日のメンバーが週末に立ってくる可能性も大きくあります。週末のことを考えないで、この試合について考えてやってきたつもりです。今日の試合も、リーグ戦の試合も良いところばかりではなく課題はありますし、逆に0-3で負けたような試合でも良かったところはあるはずで、そういう意味では、今日の試合で一喜一憂せずに、次の試合へ向かっていきたいです。久しぶりに出た選手にとっては、90分プラスアディショナルタイムの中で勝利を得るということは、サッカー選手にとっては何事にも代えがたい喜びだと思いますので、それを今日のメンバーが味わってくれたということは、監督として良かったと思います。

選手コメント

  • 20 FW
    李 忠成
    まずチームが勝つことができて良かったです。 個人的にはサンガに来て公式戦初の得点を決めることができ、2年ぶりのゴールになってしまいましたが良かったです。次に繋げていきたいです。 (どちらも白井康介選手からのボールに反応しての得点だったが) ああいうボールを入れられる選手はJ1にもあまりいませんが、そういったクオリティを持った選手がサンガにはいて、自分も白井もまだまだできるということを見せることができて良かったと思います。 特に1点目は、ボールを受けた時、そのままシュートを打ったり、PKを誘うなど、何でもできる状態でした。 最初のトラップが完璧に決まれば99%決められるボールでした。 昨日、練習中に曺監督と話して、「プロサッカー選手としての価値をピッチで証明します」と言いました。 そう言ったからには今日、どうしても結果を出したくて、2点は欲しいと思っていました。 年齢やキャリアに関係なく、ここで点を取らないとプロとしての価値がないと、大きな責任とチャレンジ精神を胸にこの試合に臨んだので、結果を出すことができて良かったです。 これまでなかなか点を取れなかった過去のことを考えても仕方がないので、このゴールをJ2の公式戦に繋げたいですね。 自分のゴールでチームの勝利に貢献するのはもちろんですが、もっとコンディションを上げて点を量産し、「サンガに李忠成あり」ということを、この試合でなく、これから先の試合はもちろん、J2で優勝して、J1で戦えるようになるまで見せていきたいと思っています。
  • 32 MF
    上月 壮一郎
    チームは1-0でリードしながらも流れが悪く、押され気味の場面で入ったので、なんとか追加点を獲って、上手く試合を進めようと思っていました。 ファーストプレーでゴールができて、チームにも勢いがつきましたし、何よりも自分のゴールでチームの勝利に貢献できてすごく嬉しいです。 (裏への抜け出しがゴールに繋がったが) 自分の感覚としては、足元でボールを受けるより相手ディフェンスラインの背後のスペースを狙った方が一気にゴールまで持っていけますし、今日はベンチから相手の状況を見ていてそれが一番有効だと思っていたので、試合に出たら積極的に狙っていこうと思っていました。 (プロ初ゴールの感想は) 嬉しかったですが、安堵の気持ちが大きいですね。プロになって3年目になりますが、ここまでなかなか上手くいきませんでした。 前回の栃木とのリーグ戦でも結果を出せずもどかしく、悔しかったので、アップの時から全神経を研ぎ澄まして「とにかく今日にすべてを懸けよう」「絶対にバックパスはしないぞ」という強い気持ちでこの試合に臨みました。 積極性を出せましたし、自分本来のプレーを出すこともできたと思います。 ラッキーゴールではありましたが、今日のゴールを新しいスタートだと思ってどんどん爆発できるように頑張ります。

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