ニュース

あんちゃんレポート(9/25)

2021/9/25| トップチーム

本日・9月25日(土)、ホームでの第31節栃木SC戦は、非常に難しい一戦でしたね。ロングボール主体の栃木に対して、なかなかゲームの流れが繋がりにくい展開だったように感じます。空中でボールが行き交う回数が多いことで、球際の激しい攻防やセカンドボールの争い、そしてラインコントロールや攻守の切り替えなどがゲームの主役になっていたように感じます。お互いが良いプレーを出し、組み合うようなスペクタクルな試合ではなかったですが、集中を切らさずに90分間、組織的にチームとして団結を示した試合でした。

前半は栃木の勢いに押される展開もありましたが、サンガが落ち着いてボールを動かすと栃木の対応が難しいように見えました。そんな展開で進む中で、28分に1点目が生まれます。裏へのランニングを見逃さず、ロングフィードに競り勝ち、右サイドで起点をつくると、飯田貴敬選手が仕掛けのスイッチを入れました。そこから逆サイドに展開され、次はピーター・ウタカ選手が仕掛け、最後はフリーの荻原拓也選手がゴールへ流し込みました。荻原選手のゴールも素晴らしかったのですが、一連の流れにサンガらしさを感じました。ウタカ選手がラストパスを送った瞬間には、両サイドバックを含む5名がペナルティエリア内で準備していた点、ゴールに対する姿勢や攻撃の厚み、そしてなによりこの試合の勝因とも言えるゴール前のクオリティ。ゴールに向かって躍動していく姿は、サンガの真骨頂でしたね。前半はスローインやセットプレーも多く、プレーが途切れるシーンが多かったのですが、集中を切らさず、団結を示しと思います。

後半も前半と同じような展開で、サンガにとって難しいゲーム運びとなりましたが、この試合のお互いに譲れない部分であった球際での戦いや攻守の切り替えから追加点を決めます。65分に松田天馬選手が奪われたボールが相手FWに渡りますが、素早い攻守の切り替えから3人で囲み奪い返すと、そのままショートカウンターが発動します。ボールを奪われてから相手FWにプレッシャーをかけていた松田選手が、今度はゴール前へとランニング、そして福岡慎平選手のスルーパスを受け、ゴール前に走りこんでいた宮吉拓実選手のヘディングシュートが決まります。プレーが途切れない連続性と強度、そして1点目同様にゴール前での高いクオリティ、今日の試合は得点シーンにサンガの強さが凝縮されているように感じました。

相手と組み合えない難しいゲーム展開にも、90分間集中を切らさず、素晴らしい形から2得点を挙げた今日のゲーム。圧倒的な勝利ではないですが、強さが際立った勝利のように感じます。どのようなスタイルの相手に対しても、ブレずに戦える意志の強さとクオリティを示した試合で、また一つ成長を掴んだ勝利となりましたね!ではまた^^

■あんちゃんレポート<バックナンバー>

●No.11/26)>>

●No.2(1/27)>>

●No.3(1/28)>>

●No.4(1/29)>>

●No.5(1/30)>>

●No.6(1/31)>>

●No.7(2/1)>>

●No.8(2/2)>>

●No.9(2/3)>>

●No.10(2/4)>>

●No.11(2/5)>>

●No.12(2/6)>>

●No.13(2/11~2/13)>>

●No.14(2/14)>>

●No.15(2/16~2/21)>>

●No.16(2/23~2/27)>>

●No.17(3/1~3/6)>>

●No.18(3/7)>>

●No.19(3/9~3/12)>>

●No.20(3/13~3/20)>>

●No.21(3/21)>>

●No.22(3/23~3/27)>>

●No.23(3/31~4/3)>>

●No.24(4/4)>>

●No.25(4/7~4/10)>>

●No.26(4/13~4/16)>>

●No.27(4/17)>>

●No.28(4/19~4/24)>>

●No.29(4/26~4/30)>>

●No.30(5/1)>>

●No.31(5/3~5/8)>>

●No.32(5/9)>>

●No.33(5/12~5/15)>>

●No.34(5/16)>>

●No.35(5/19~5/22)>>

●No.36(5/23~5/29)>>

●No.37(5/30)>>

●No.38(5/31~6/5)>>

●No.39(6/6~6/9)>>

●No.40(6/10~6/12)>>

●No.41(6/13)>>

●No.42(6/16~6/18)>>

●No.43(6/22~6/25)>>

●No.44(6/26)>>

●No.45(6/29~7/2)>>

●No.46(7/3)>>

●No.47(7/5~7/10)>>

●No.48(7/14~7/16)>>

●No.49(7/17)>>

●No.50(7/24~8/8)>>

●No.51(8/9)>>

●No.52(8/10~8/13)>>

●No.53(8/18)>>

●No.54(8/15~8/21)>>

●No.55(8/22~8/27)>>

●No.56(8/28)>>

●No.57(8/29~9/3)>>

●No.58(9/4~9/10)>>

●No.59(9/11)>>

●No.60(9/12~9/17)>>

●No.61(9/19~9/24)>>

■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

☆オフィシャルTwitterでは、動画を投稿中!話題の 「#現場の安藤からです」はこちらから>>