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あんちゃんレポート(9/11)

2021/9/11| トップチーム

9月11日(土)ホームでの第29節FC琉球戦。ロスタイムにイスマイラ選手が決勝点を挙げ、2-1と劇的な勝利でした。信念を貫き通し、全員で掴んだ勝点3、困難を乗り越え勝利することで成長を示した試合だったと思います。それでは試合を振り返っていきましょう。

前半のホイッスルから京都サンガF.C.は自分たちのスタイルを前面に押し出し、この試合に掛ける強い想いと勝利への意欲がプレーから溢れていましたね。そして1分に自陣ペナルティエリア前で与えたフリーキックのピンチの時に、スタジアムの大きな拍手での後押しが、ここ、サンガスタジアムby KYOCERAでプレーする価値を強く感じました。“絶対に負けない”という雰囲気をスタジアム全体で作り上げてくれたファン・サポーターの皆さんには、本当に感謝しています。今季残り6試合のホームゲームも引き続き最高の雰囲気をみんなで作っていきましょう!

試合はサンガの躍動感あるプレーで琉球に思うようなプレーを許さない展開でしたが、16分に琉球のクオリティの高いプレーで先制点を許してしまいます。サンガの良い流れに釘を刺されるような失点に、カウンターパンチを食らったかのような気待ちになりましたが、選手たちのプレーぶりから不安は感じませんでした。しかし、21分に後手を踏んだ展開から琉球にPKを与えてしまいます。これは、この試合のターニングポイントともいえる場面でしたね。GK若原智哉選手がキッカーとの駆け引きに打ち勝ち、見事なセーブでチームの窮地を救いました。このセーブが今度は琉球へのカウンターパンチとなり、完全にサンガペースへと引き込みます。若原選手が見せた試合の流れとスタジアムの空気を変えたビッグセーブは、フィールドプレーヤーにはなかなかできないGKの醍醐味が凝縮されたプレーでしたね、見ている人の心も熱くなったはずです。

そしてこの勢いそのままに、今度は川﨑颯太選手がPKを獲得し、ピーター・ウタカ選手が落ち着いて決めて前半を終えます。前半は失点こそしましたが、サンガらしいアグレッシブな展開で、見ていて非常に見応えのある展開でしたね。特に川﨑選手は、試合を通じて素晴らしい出来で、ボール奪取から前への推進力、縦パスで攻撃の起点と大車輪の働きでした。

後半も立ち上がりから、サンガペースで進みますが、なかなか得点することが出来ない展開でした。少しトーンダウンしたかなという雰囲気を感じた69分にイスマイラ選手、さらに84分には攻撃のカードとして白井康介選手が投入されました。そしてこの2人から90+3分にドラマチックな展開が生まれます。白井選手のシュート性のボールにイスマイラ選手が、頭で合わせる劇的決勝ゴールで試合をひっくり返し、誰もが重要と感じていたこの一戦を逆転勝ちでものにします。

先制点を許す展開、若原選手のスーパーセーブ、白井選手からのイスマイラ選手の劇的決勝点。今日の試合は、まるでこの苦しかった3連戦をチーム一丸で跳ね返したことを証明するような内容に感じました。立ちはだかる困難をはねのけ、自分たちの信念に対する自信を深めた試合ではないでしょうか。やはり選手たちが躍動し、攻守で圧倒するサンガスタイルは、見ていて強さを感じます。自分たちをどこまで信じて突き進めるか、今日の試合を自信に変え、次節9月18日(土)のアウェイでの第30節モンテディオ山形戦でもサンガスタイルで圧倒してもらいたいですね!ではまた^^

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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