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あんちゃんレポート(6/26)

2021/6/26| トップチーム

皆さん、本日もたくさんのご声援ありがとうございました!第20節ファジアーノ岡山戦は2-0で勝利し、見事に勝点3を積み重ねました。さっそくですが、試合を振り返っていきたいと思います。

京都サンガF.C.にとって、自分たちへの挑戦とも見られた今日の岡山戦。私の感想は、ここまでのリーグ戦の中でも、チームの成長を最も感じられた試合だったように感じます。

立ち上がりからお互いに引き締まった展開を見せ、両チームともに失点の少ないチームらしく隙の無い立ち上がりに見えました。しかし、15分あたりからサンガはチャンスをつくりながらもミスが目立つようになり、なかなかギアが上がらない粘りの展開になるかなと思いましたが、30分以降からは見事に修正し、サンガはほぼ相手コートでサッカーする展開になりましたね。岡山の前線からのプレッシャーに対しても、落ち着いてテンポのいいボールポゼッションを見せ、多彩なコンビネーションから多くのチャンスをつくりました。そして、前半38分には相手キーパーとDFとの連係ミスを見逃さず、ピーター・ウタカ選手が今季11ゴール目を決めましたね。得点シーンは攻め込まれた後のカウンターでしたが、注目してもらいたいのは、自陣ペナルティエリア内にはウタカ選手以外全員が帰っていましたね。そしてウタカ選手は、セカンドボールに対して相手の嫌がるポジションに位置し、アバウトなボールを誘発し、隙をついてゴールに繋げました。相手のミスのようにも思えるシーンでしたが、サンガの選手全員のベースの高さを証明するようなシーンでした。ウタカ選手以外の選手全員が帰陣することで、サンガがウタカ選手頼みの守備的なチームには見えませんし、ボールを保持しているときの前線の人数は明らかに相手を上回っていました。選手たちのプレーの幅や勝利に対する責任感を感じ、「そのピンチにこれだけ戻って、そこから得点に繋げちゃうんやと・・・」芸術的なパス回しで崩すのとはまた違う、チームとしてのプレー量やタフさに、今週のトレーニングで目指していた圧倒的なプレーを感じたシーンでした。

後半は立ち上がりからさらに、チームの推進力が増したように感じました。そして、後半10分の川﨑颯太選手の素晴らしい得点は、まさにその推進力が凝縮されていたシーンでした。あのプレーは今シーズンがスタートしてから、チームが目指している姿勢だと思います。奪ったボールへ相手を振り払ってゴールに向かうシーンは、まさしく“HUNT3”を体現していたのではないでしょうか。今、私自身がチームに密着しており、川﨑選手とも共にプレーしたからかもしれないですが、本当に「こいつ一回り成長したな」と感動するようなプレーでした。

その後も、サンガは体力的にきつい時間帯もボールをうまく動かしながら、相手を走らせる展開をつくっていましたし、巧みな試合運びにも成長を感じました。また、どのシーンにおいてもサンガの選手が多くいるように感じ、岡山の選手が一瞬でも判断を誤るとボールを取られるような緊張感を感じました。さらには、途中出場の選手たちのプレーぶりも素晴らしかったですよね。本当に多くの素晴らしいシーンが見られた試合でした。

試合中の修正力、プレーの量の多さ、推進力、試合運び、そして成長を得点や結果で証明したこと。サンガにとってこの一歩がチームにとって大きな一歩になるのではないでしょうか。

今週チームが目指した圧倒的なプレーを、皆さん感じたでしょうか?私は大いに感じました!次週、7月3日(土)の第21節、サンガスタジアムby KYOCERAでのV・ファーレン長崎戦も楽しみですね。来週のトレーニングの様子も、しっかりと皆さんにお伝えしたいと思います!ではまた^^

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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