【サンガ日記】スペイン遠征レポート
この度、京都サンガF.C.U-12SPコースでは、初めての試みとしてスペイン遠征を実施いたしました。
遠征期間中は、世界の有名クラブが集うMEDIA GOAL CUPに参加したり、カンプノウツアーをしたり、たくさん貴重な経験をさせていただきました。そんな遠征の様子をコーチがお伝えします!
日時 | 2018年12月10(月)~12月18日(火) |
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遠征先 |
スペイン(バルセロナ、コルエジャ) |
目的 |
①国際ゲームにおいて、同世代世界トップレベルの戦術・技術・体力・メンタル・振る舞い等を体感する。 ②海外での生活(気候、環境、食べ物、移動)を体験する。 ③異文化を体験し、国際感覚を養う。 |
参加者 |
U-12SPコース選手:14名(小学4年1名、5年10名、6年3名早生まれ) スタッフ:中川英之(U-12SPチーフコーチ)、由利繁弘(U-12SPコーチ)、大槻優平(U-12SPコーチ) |
【1日目】12月10日(月)~11日(火)
12月10日(月)夜に保護者の皆さまに見送られ、関西空港からドバイ空港経由でバルセロナへ向かいました。
ホテルに到着後は、近くのスーパーまで散歩、散策をしました。
夜は、カンプノウで行われたUEFAチャンピオンズリーグのバルセロナvsトッテナムの試合を全員で観戦しました。
グループリーグ突破を決めているバルセロナは、主力を温存しお目当てのメッシ、スアレス、ピケ、などの人気選手はスタメン出場せず、選手たちはがっかりしていました。しかし、後半途中からメッシ選手が登場し、選手たちのテンションは最高潮!
みんな時差の関係で睡魔が襲っていたのですが、メッシ選手のプレーに目を輝かせていました!
世界レベルの試合を間近で観戦し、とてもいい経験となりました。
【2日目】12月12日(水)
午前は、ホテル近くのグランド(徒歩3分)でトレーニングをしました。
普段は別々の会場で練習しているので、最初は緊張気味でしたが、スペイン少年サッカー(7人制・日本は8人制)のルールを確認しながら、楽しくのびのびとトレーニングができました。
午後は、地元町クラブとのトレーニングマッチを行いました。スペインの選手とスペインサッカーのルールで試合を経験することができました。試合にも勝ち、大会前に自信をつけることができました。
【3日目】12月13日(木)
トレーニングと戦術確認・セットプレーの確認をしました。
遠征も3日目となり、同じ時間を共有することが多くなり、選手同士も自然とコミュニケーションを取れるようになり、それぞれのプレーの特徴を理解できるようになりました。
お互いにコンセプトを理解した中で、プレーの共有が生まれ、良いプレーができるようになりました。少しずつですが、チームとなってきました。
【4日目】12月14日(金)
午前は、試合会場でトレーニングをしました。試合を想定したトレーニングをすることができました。
午後は、市内観光をしました。ガウディの建築物のカサミラ、カサバトリョ、世界遺産のサクラダファミリアを見学しました。
スペインの文化に触れる良い機会となりました。
【5日目】12月15日(土)
午前は、世界有数のスタジアムである、カンプノウスタジアムのツアーに参加しました。
バルセロナのトップチームが公式戦で実際に使用しているベンチやロッカールームを見学することができ、選手たちは目を輝かせていました。
午後からは、いよいよMEDIA GOAL CUPがスタートしました。
第1試合目 vs. RC CELTA DE VIGO 2-3
予選を勝ち抜いてきた地元町クラブとの対戦。力の差はないチーム。しかし、初戦ということもあり、かなり緊張した立ち上がりの中、失点してしまいました。しかし、時間の経過と共にゲームに慣れてくると、自分たちの狙い通りにチャンスを作り、ゴールを獲ることができました。しかし、次第にパワーとスピードのある選手の個人技で圧倒されるようになり、相手チームの戦術、相手の狙い通りの試合となってしまい敗戦。相手の強みを抑えられず、自分たちのサッカーができなかったことが悔やまれる試合となりました。
第2試合 vs. RC CELTA DE VIGO 0-4
トップチームがスペイン1部に所属するチームとの対戦。攻守の切り替え、戦術、スピード、パワー、判断全てで圧倒されました。試合の中盤では、何度かボールを前に前進させることが出来ましたが、シュートまでは持ち込むことはできませんでした。スペインのレベルの高さは予想以上であることを体験できた試合となりました。
【6日目】12月16日(日)
第3試合 vs. FC BARCERONA 0-7
世界の強豪チームであるFCバルセロナの下部チームとの試合。今大会も圧倒的な強さで優勝し、MEDIA GOAL CUP を3連覇したチームとの対戦でした。
試合内容としては、終始圧倒され、大きな実力差を感じる試合となりました。しかし、選手たちは果敢にひたむきにチャレンジを続け、最後まで戦い続けました。
試合後、「勝てると思っていたわけではないが、あまりにも差がありすぎて何も出来なかった」「自分と彼らとの実力の差、その実力の差が悔しかった」と悔しさから泣きながら語っている選手の姿を見て、試合には負けましたが、これからの選手にとって、とても貴重な試合経験をすることができました。また、格下相手のチームに対しても全力で挑んでくるバルセロナの姿勢にもコーチ一同感動しました。
第4試合 vs. CF REUS DEPORTIU 0-2
予選を勝ち抜いてきた町クラブとの対戦。町クラブとはいえ戦術レベルが高いチームで、自分達のコンセプトを理解したうえでプレーをしていた。課題が明確になった一戦となりました。
第5試合 vs.PARIS SAINT GERMAIN 2-5
フランスのNO.1クラブとの対戦。試合立ち上がりは、緊張もあり、圧倒される時間帯がありましたが、徐々に自分たちのプレーが通用しだし、果敢にチャレンジし、ボールを繋いで何度もチャンスを作り出し、2得点できました。点を入れることもでき、自信を得る試合となりました。
第6試合 vs. EPRUS-S PELADA 3-3 PK 4-5
日本から参戦した関東の選抜チームとの対戦。良い形での攻撃後にすぐに失点してしまい、自分たちで試合を難しくしてしまいました。守備の部分で課題が明確になった試合でした。
【7日目】12月17日(月)
7試合目 vs. ATLETIC SEGRE 2-4
地方予選を勝ち上がってきたチームとの対戦。最後の試合ということもあり、どうしても勝利で終わりたい試合でしたが、残念ながら勝つことはできませんでした。ほぼ同レベルの相手で良い部分もありましたが、課題も明確になった試合となりました。
【8日目】12月18日(火)
ついに帰国の日となりました。バルセロナからドバイ空港経由で関空へ帰ってきました。
保護者の皆さまが首を長くして待ってくれていました。
多くのことを体験した選手達が大きく見えたのではないでしょうか?
最後に
今回、初めての試みとしてU-12SPコースにてスペイン遠征を実施いたしました。
実施にあたり、保護者の皆さま並びに関係者の皆さまにおきましては、多大なご協力をいただきありがとうございました。
8日間という短い期間でしたが、世界レベルを生で体験・体感することで選手たちは大きく成長しました。
今回の経験が今後の選手たちにとって貴重なものになることと思いますし、活かしていけるようコーチ一同サポートして参りたいと思います。
また、今回遠征に帯同できなかった選手たちにもこの経験を派生させ、U-12SPコースをより成長させて参りたいと思います。
今後とも京都サンガF.C.U-12SPコースを応援よろしくお願いいたします。
お問い合わせ
京都サンガF.C.U-12SPコース
0774-55-7627(10:00~17:00※土・日・祝休み)