ニュース

2018.11.30
クラブ

2018シーズンの総括について

今シーズンの総括をこのような形で報告させて頂きますことをまずはお詫び申し上げます。
本来であれば、ファン・サポーターの皆様には、直接お会いしてご説明させて頂くべきところではございますが、12月1日をもちまして、代表取締役社長を辞任させて頂きますことが、正式に受理されましたため、誠に不本意ではありますが、以下、私なりの総括をお伝えさせて頂くことと致します。

 

2017シーズンは、最後の10試合を5勝4分1敗(獲得勝点19)と、持ち直したこと、また、その最終10試合で主力として活躍した選手達の大半がチームに残留してくれたことを受け、チーム戦術の更なる成熟を期待し、選手からの信頼が厚い布部陽功監督に続投して頂いた上で、2018シーズンに臨みました。
ところが、開幕戦のFC町田ゼルビア戦にて、セットプレーからの2失点で敗れたことが象徴するように、その後も、セットプレーからの失点を抑えることができず、第1節から第20節までのセットプレーによる失点が昨年同時期の3点から、その4倍の12点へと大幅に膨れ上がってしまいました。
ゲーム内容では互角の展開をしていながら、セットプレーによる失点でゲームの主導権を握られてしまうなど、狙いとするゲーム展開に持ち込めない試合が続きました。また、マティアス・カセラス選手など、攻撃の中核と考えていた選手の負傷などもあり、攻撃の組み立てに関しても思うようには進みませんでした。そして、得点源として期待された新加入のFWレンゾ・ロペス選手に関しましても、チーム戦術に完全にマッチするまでに時間を要し、攻撃の連携という面でも機能しているとは言えない状況に陥りました。
こうして、開幕以来、流れを掴めないまま順位は下がり続け、徐々に選手達のプレーにも自信あふれるプレーが影を潜め、消極的なプレー判断が多く見受けられるようになってしまいました。
チーム順位も一時は最下位にまで落ち込み、抜本的な変革の必要性を感じ、第14節より布部監督からボスコ・ジュロヴスキーコーチへと指揮官の交代を断行しました。
監督交代後、ゲーム内容に改善の兆しは見られたものの、勝ち切れない試合が続きました。そこで、監督交代に続き、7月の移籍ウィンドウにおきまして、エスクデロ競飛王選手を韓国へ期限付き移籍する一方で、期限付き移籍を含む移籍選手を7名、更に、来季の加入が内定している早稲田大学の冨田康平選手を強化指定制度による登録選手とすることで、合計8名の選手補強を行いました。
この夏の選手補強とボスコ監督の戦術浸透が進んだことにより、チームは息を吹き返し、8月の4試合を3勝1分と負けなしの結果を出すことが出来ました。続く9月度でも厳しい試合が続く中、2勝2分2敗とチーム全員の力で勝点を積み上げました。
カイオ選手、ジュニーニョ選手ら前線でゴールを奪う選手達の躍動はもちろんのこと、庄司悦大選手や金久保順選手ら献身的なプレーで中盤を支えてくれた選手達の働きも見過ごすことは出来ません。また、ピッチ全体をカバーする豊富な運動量でチームを支える存在にまで成長してくれたルーキー重廣卓也選手のプレーは、未来への大きな希望を感じさせてくれるものでした。加えてアジア大会での活躍後、チームでも圧倒的なスピードと積極的な仕掛けによって攻撃を活性化してくれた岩崎悠人選手の活躍も特筆すべきものと思います。

苦しいシーズン序盤の悔しさを共有した選手達と、夏に移籍加入した選手達が力を合わせ必死になって戦った結果、チームは過去最大の危機といっても過言ではない状況を乗り越えることが出来ました。
そして、このことは、選手達のがんばりと共に、どんな時にもサンガを支え、ご支援、ご声援をくださる、ファン・サポーターの皆様、そして、スポンサー様や関係団体の皆様のおかげであると心から感謝申し上げます。
もちろん、シーズン終盤のアルビレックス新潟戦やジェフユナイテッド千葉戦など、結果、内容共に不甲斐ない試合もあるなど、まだまだ全てが改善したとは言えないことも事実であり、皆様のご期待に沿うチームと言える姿には程遠い状況であることは十分に認識しております。最後まで応援をしてくださった皆様には、本当に、申し訳ない気持ちしかありません。


2019シーズンに向け、クラブは新たな体制で臨みます。何卒、皆様の変わらぬご支援と熱いご声援を宜しくお願い申し上げます。


2018年11月30日
株式会社京都パープルサンガ
代表取締役社長 山中大輔

この記事をシェアする